アプリリア RS4 50

掲載日:2013年07月29日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

アプリリア RS4 50の画像
aprilia RS4 50

RS4の50ccモデルを
30台限定で国内導入

フルカウルを装着する本格派スポーツバイク、RS4 50が、2013年8月に30台限定で国内導入されることとなりました。メーカー希望小売り価格は39万8000円です。この車両はRS4 125と共通の車体に、パワフルな2ストローク50ccエンジンを搭載するレーサーレプリカマシン。50ccクラスとしては今や少数派となったマニュアルシフト採用モデルでもあり、スポーツフィーリングを楽しめる魅力的な一台です。

兄貴分に当たるRS4 125は、スーパーバイク世界選手権で活躍するRSV4のレプリカ的な存在です。125ccクラスとしては豪華な装備や本格的な性能で、スーパーバイクやレースの世界に憧れる幅広い年齢層のファンに楽しさを提供しています。今回発売となるRS4 50は、その魅力をさらに気軽に楽しめるようにしたモデルといえるでしょう。

車両外観は、アプリリアのトップモデル、RSV4をイメージさせる精悍なデザインです。車体サイズもRS4 125と共通で、全長1968mm、全幅760mm、全高1135mm、ホイールベースは1353mm、シート高は820mm。いわゆるフルサイズの車体です。燃料タンクも14.5Lと十分な容量を確保しています。

フレームはアルミ製のツインスパーペリメタータイプ、リアサスはカンチレバー式モノショックと左右非対称のスイングアーム、フロントサスには41mm径の倒立フォークを採用。ホイールはアルミ製の6本スポークタイプ、フロントブレーキはラジアルマウントの4ピストンキャリパーと、車体まわりは一貫してRS4 125のスペックを踏襲しています。

エンジンは125が4ストロークなのに対し、こちらは2ストロークです。水冷単気筒、クランクリードバルブ式で、燃料供給にはキャブレターを使用。とはいえイグニションシステムは電子制御ですし、エンジン始動はセルフ式、またトランスミッションは6速リターン式を採用。車両重量のほうは132kgと、125cc版より13kgも軽くなっています。

アプリリア RS4 50 のここがポイント!
  • ● スポーツフィーリングを楽しめるフルサイズの車体寸法
  • ● アルミフレームや倒立フォークなどを採用した豪華な車体構成
  • ● 2ストローク水冷単気筒を採用するパワーユニット

アプリリア RS4 50のライバルはこれだ!

  • デルビ
    GPR50レーシング

    2ストローク単気筒エンジンを搭載するフルサイズのロードスポーツ。最高出力3.2kW、トランスミッションは6速、フレームはアルミ製を採用する。価格は49万8000円。

  • リエフ
    RS3 50

    スペインのリエフが作るフルサイズのロードスポーツ。エンジンは最高出力3kWの水冷2ストローク。ミッションは6速、フロントフォークは35mmの倒立を採用。37万8000円。

  • ホンダ
    NS-1

    水冷2ストロークを搭載するフルサイズのロードスポーツ。従来の燃料タンク位置に用意されたメットインスペースも特徴。絶版モデルだが、中古の流通数はまだまだ多い。

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