ホンダ スーパーカブ C125

掲載日:2018年09月25日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ スーパーカブ C125 の画像
HONDA Super Cub C125

初代のC100を思わせるデザインを採用
上質感を追求したパーソナルコミューター

定番ビジネスバイクのスーパーカブシリーズに、新たにスーパーカブC125が加わりました。その外観は、1958年に登場した初代スーパーカブのC100型を思わせるクラシカルなデザインです。エンジンは最高出力7.1kW(9.7馬力)/7,500rpmの124ccを搭載、車体まわりも動力性能に見合うしっかりした作りです。またスマートキーシステムやLEDの灯火類も採用して、豪華なパーソナルコミューターに仕上がっています。

フレームはスーパーカブ110用をベースに、ヘッドパイプやエンジンハンガーの部材を変更して剛性を高めています。路面からのショックを吸収するサスペンションは、前後ともにストロークを大きくして快適性を向上、ホイールは切削加工仕上げのアルミキャスト製となり、ブレーキもフロントにディスク式を採用。一方の外装デザインは、鳥が翼を広げた形のハンドル周りや、ハンドルからフロントフォークまでが一体で可動するユニットステア方式、各ランプ類のデザイン、それに車体色やシート色まで、とことんC100時代の雰囲気に寄せていっています。

4段のトランスミッションには自動遠心式クラッチを採用していますので、ペダルを踏み込むだけで変速が可能。クラッチレバーはありませんので小型AT限定免許で乗ることができます。ギアのチェンジ機構は、走行中はリターン式で停車時のみロータリー式として機能します。また、シフトフィール向上のためにシフトドラムベアリングを採用。エンジンまわりでは、プライマリーギヤにヘリカルタイプを使用するなど静粛性にも気を配っています。

乗り降りしやすいステップスルー方式や風雨の影響をしのぐレッグシールドなどは、スーパーカブの伝統であると同時に、実用性の向上にも大きく貢献するデザインです。シート形状は、前側を斜めにカットしたスリムなデザインとすることで足着き性を確保。二人乗車に対応するタンデムステップも装備されいています。車体色はパールニルタバブルー、車両価格は消費税8%込みで39万9,600円です。

ホンダ スーパーカブ C125 のここがポイント!
  • ● 初代スーパーカブを思わせるクラシカルなデザイン
  • ● キーをポケットに入れたまま走れるスマートキー
  • ● 快適性と運動性能を向上させた車体設計

ホンダ スーパーカブ C125 のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    スーパーカブ110

    初代のC100型ではなく、後のC50型を思わせる外観デザインのスーパーカブ110。最高出力は5.9kW(8ps)だが、実用性は遜色なし。価格は27万5,400円(税8%込み)。

  • ホンダ
    モンキー125

    コンパクトで丸っこいデザインが特徴のレトロスタイルファンバイク。手動のマニュアルクラッチを採用しているのでギアチェンジも楽しめる。税8%込みで39万9,600円から。

  • ベスパ
    プリマベーラ125 ABS

    古き良き時代の雰囲気を現代に蘇らせたスチールモノコックボディのイタリアンスクーター。エンジンは空冷の4ストローク単気筒、価格は45万9,000円(税8%込み)。

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