スーパーカブC50の旧車キャブレターがオーバーフロー(ガス漏れ)で困ってませんか?

掲載日:2018年10月05日 メンテナンス    

文/田口勝己  写真/モトメンテナンス編集部
記事提供/モトメンテナンス編集部

スーパーカブC50の旧車キャブレターがオーバーフロー(ガス漏れ)で困ってませんか?の画像

旧車だからこそラインナップ豊富
キースターのキャブレター用補修パーツ

旧車に興味を持つと、乗って楽しむのと同時にバイクをいじって楽しむという新たな世界に気がつく。程度が良く、普通に走るバイクでも、ちょっと気を抜くと様々なトラブルに直面してしまう……。それが旧車でもあるのだ。特に多いのがガソリン滲みやガソリン漏れ問題だ。バイクの足元にガス漏れ溜まりがあったり、プーンと臭うガソリン臭で気がついた、という方も多いはず。

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この短い「俵のような黒樹脂部品」が縦キャブ用のフロート。フロートチャンバーにガソリンが落ち、溜まったガソリンによってフロートが浮き上がり、ガイド棒先端の尖ったニードルバルブがバルブシートを押し、ガソリンを止める。

そんな症状に気が付いた時には、できる限り即対処しないと大きなトラブルに見舞われてしまうこともある。以前に聴いたお話だが、タバコのポイ捨てが原因で、駐輪場が火事になってしまった、なんてこともあるそうだ。

ガソリンが流れ出すオーバーフローやガソリン滲みの原因の多くは、古くなったキャブレター部品に問題がある。フロートバルブシートやニードルバルブの摩耗でオーバーフローが起りやすくなり、各種ガスケットの劣化によってガソリンが滲んでしまうこともあるのだ。

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上が組み込まれていた部品で下がキースター製燃調キットに同梱されていたフロートバルブキット。これらすべてを新品に交換した。フロートが浮いたときにバネが押され、ガソリンが波打っても安定してバルブを押し続ける仕組みだ。

スーパーカブを始め、各種旧車用キャブレターパーツとして知られているのが、キースター製の「燃調キット」である。ネーミングは「燃調キット」だが、その部品構成は修理部品+αの内容で、機種別専用のキットパーツであり、部品の交換は決して難しいものではない。

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いわゆる普通のビッグキャブなどとは違ったデザインの通称「縦キャブ」。吸入管が縦方向に付くダウンドラフトタイプだったことから、この俗称となった。スーパーカブのチョッパーカスタムでは、このキャブを使うカスタム例が多い。

「フロートバルブ」キットの交換で
ガソリン漏れをシャットアウト

今回メンテナンスしたのはスーパーカブのC70K1。兄弟モデルのC50、C65、C70Zなどは機種別で販売されているが、その部品構成は同じで、機種別でメインジェットやパイロットジェット、ジェットニードルなどなど、セッティングデータが異なっている。現車はC70K1だが、今回はC70Z用燃焼キットを利用し、同梱のフロートバルブキットをすべて新品部品へと入れ換えた。

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縦キャブでも普通のキャブでも、チョークバタフライには吸入負圧で空気を吸い込むパタパタ窓がある(全閉時用)。この窓が壊れて無かったり作動不良を起していると、冷間時のエンジン始動が困難になる。

早速、効果がありオーバーフローはシャットアウト。同時に同梱されているガスケット類をすべて交換したことで、ガス滲みもシャットアウトできた。気持ち良く走るためには必要不可欠なメンテナンス。特に、キャブレターの不調は気持ち良くないので、漏れや滲みを見つけたときには早々に対処したい。

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バイクの世界では唯一!? 立体造形を商標登録しているスーパーカブ。このカタチがまさにスーパーカブそのもの!! 最新型も魅力的だが、初代OHVエンジンのC100や行灯カブやカモメシリーズもまた、味わい深い!!

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