デイトナ ハイブリッド・インソール ツアーコンセプト

掲載日:2010年02月15日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

愛用のシューズをバージョンアップする
ハイブリッド構造のインソール

ライダーの要望にあわせて進化を続けるライディング用品だが、先日デイトナから発売されたばかりの「ハイブリッド・インソール ツアーコンセプト」はちょっと面白い一品だ。既存のシューズのインソールをリプレイスすることによってライディングの快適性を高めるというもので、一般的なツーリングブーツに使われているものに比べ複雑な構造を持っているのがポイントで、グラスファイバー配合ナイロン樹脂と、特殊プラスチックのハイブリット構造になっているのが特徴。これはインソールに剛性感を出しながらダイレクトな操作感を得るためで、素材の薄さを保ちながらも足全体を包み込むようにサポートすることにより、振動や衝撃を吸収しつつ確かな操作性を実現しているとのこと。また、ヒールのラバーは左右分割タイプで、ウォーキング時の踵へかかる衝撃を吸収するだけでなく、バランスの良い歩行を助けてくれるよう工夫しているらしい。今回はその実力を確かめるために、普段使っているツーリングシューズと、街中で履いている普通のスニーカーで使用してみた。

まず、ツーリングシューズだが、最近のものではそれぞれのメーカーが工夫をこらしたインソールを入れている場合が多いが、ハイブリッド・インソール ツアーコンセプトはその一枚上を行く印象だ。元のインソールが良いせいか、ライディング時のホールド感については大きく変わらなかったが、それでもステップから伝わる振動は大きく低減したのは好印象。また、ウォーキングのし易さは格段にアップしており、長時間歩いても確かに足が疲れにくい。履きはじめはプラスチックのサポート部分に硬さを感じるかもしれないが、10分も履けば違和感も無くなり、程よい剛性感が足を支えてくれるように感じるほど。後の疲労低減を考えれば気にするレベルでは無いはずだ。ツーリング先で歩くことの多いライダーなら、バージョンアップする価値は十分にあるだろう。そして、もう一つおすすめしたいのはバイク用でない「普通の靴」との組み合わせ。普段履きのスニーカーを交換してみたのだが、ソールが立体になるため靴と足との一体感が高まり、足裏の感覚が“バイク向け”になり、操作性が格段に向上した。歩き易さを損ねることもないし、靴自体に手を入れるわけでは無いので、バイクに乗らない時は元に戻すのも簡単だ。いつも履いている靴を、外見はそのままで中身はちょっとバイク寄りにする手段としても、「ハイブリッド・インソール ツアーコンセプト」はお勧めできる。密かな快適性アップの手法として、注目しておきたいアイテムだ。

デイトナ ハイブリッド・インソール ツアーコンセプト

シューズの中で足のカタチが理想的になるように、3D技術を駆使したアーチ形状を採用。反発力のある素材による組み合わせで振動も低減しているのも特徴だ。

独自のアーチ形状で足をサポート

シューズの中で足のカタチが理想的になるように、3D技術を駆使したアーチ形状を採用。反発力のある素材による組み合わせで振動も低減しているのも特徴だ。

ヒール部分は歩きやすさを追求するために、内側をハード、外側をソフトにすることで膝の動きを妨げないように工夫。また、衝撃を吸収しやすい形状になっている。

歩きやすいヒール構造

ヒール部分は歩きやすさを追求するために、内側をハード、外側をソフトにすることで膝の動きを妨げないように工夫。また、衝撃を吸収しやすい形状になっている。

ソールのサイズはS、M、Lの3種類が設定されており、足の小さな女性から大きいシューズを選ぶ男性まで幅広く対応。23.5cm~27.5cmまでなら使用可能だ。

幅広いサイズに対応

ソールのサイズはS、M、Lの3種類が設定されており、足の小さな女性から大きいシューズを選ぶ男性まで幅広く対応。23.5cm~27.5cmまでなら使用可能だ。

サイズの細やかな調正はソールをカットして行う。あらかじめサイズ指定の入ったラインが用意されているので、交換したいソールと比較しながら上手く仕上げよう。

微調整はソールカットで

サイズの細やかな調正はソールをカットして行う。あらかじめサイズ指定の入ったラインが用意されているので、交換したいソールと比較しながら上手く仕上げよう。

普段使用しているツーリングシューズと組み合わせるのが基本的な使い方。歩きやすいと感じていたもので試したが、ソールを入れるとさらに快適性が高まった。

バージョンアップに最適

普段使用しているツーリングシューズと組み合わせるのが基本的な使い方。歩きやすいと感じていたもので試したが、ソールを入れるとさらに快適性が高まった。

バイク用でないシューズもインソールを入れることでライディング適性が変わる。底の薄い靴なら効果はてきめん。疲労度だけでなく操作のし易さも向上するのだ。

街乗りをもっと快適にする

バイク用でないシューズもインソールを入れることでライディング適性が変わる。底の薄い靴なら効果はてきめん。疲労度だけでなく操作のし易さも向上するのだ。

デイトナ ハイブリッド・インソール ツアーコンセプト

価格/3,360円

問合せ先/デイトナ

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