第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会 ロイヤルエンフィールドブースレポート「ヒマラヤ450」ショートインプレあり!

掲載日:2024年05月02日 フォトTOPICS    

取材協力/ロイヤルエンフィールド 写真・文/小松 男

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勢力拡大を続ける「ロイヤルエンフィールド」
フルモデルチェンジのヒマラヤ450も試乗!!

メテオ350、クラシック350、ハンター350に続いて名機バレット350が復活したばかりのロイヤルエンフィールド。長い歴史を持つブランドであり、さらにここ10年程の間で性能、作りこみは格段に向上。今ではビギナーからエキスパートライダーまで幅広く支持を受けるようになった。

取り扱いディーラーも着々と増えてきており、身近なガイシャとなりつつある。2024年4月10日、11日の二日間に渡り大磯ロングビーチ特設駐車場にて開催された第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会では、ロイヤルエンフィールドもブースを出展。

ほぼすべてのラインアップが取り揃えられている中で注目したのはフルモデルチェンジを受けて今夏日本登場(6月発売予定)のヒマラヤ450だ。出展車両の紹介と共に、そのヒマラヤ450に試乗した際のショートインプレッションをお伝えする。

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第9回JAIA輸入二輪車試乗会・展示会のロイヤルエンフィールドブースには、絶好調の350シリーズはもとより、スーパーメテオ650、コンチネンタルGT650などの上位モデル、そしてヒマラヤ450など珠玉のラインアップが取り揃えられた。

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スーパーメテオ650(手前)とコンチネンタルGT650(奥)。実は個人的にスーパーメテオ650は気になっており、今回試乗したかったのだがタイミング合わず、残念。別機会に改めて乗り、感触を確かめてみたい。

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ミリタリー風のスタイリングも楽しめるクラシック350や、心地よい疾走感を楽しめるストリートネイキッドモデルのハンター350、そして伝統の名機バレット350の復活など、350シリーズはどれも魅力的だ。

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昨今のロイヤルエンフィールドの人気を牽引してきた一台、メテオ350。普通自動二輪免許で乗れる新車のクルーザーモデルは実はほぼ皆無。足つき性、ファッション性、さらに乗りやすさで、多くのライダーに支持されている。

ヒマラヤ450 ショートインプレ

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ヒマラヤ450は従来モデルの良さを残し
走りも乗り味も大幅に進化!!

2018年に登場したロイヤルエンフィールドのクロスカントリーモデル、ヒマラヤが2024モデルでフルモデルチェンジを受けて今夏登場する。従来モデルは過度なキャラクターではないことがむしろ悪路を走破するのに適していると評価を得ていたが、新型ではどのようになっているのだろうか。

まずはエンジンから見ると、まったく異なる完全新設計となっている。従来モデルが空冷だったのに対し、水冷方式となっている上、排気量は411ccから451ccに増大。しかもツインカムだ。それに合わせフレームや足まわりも一新されており、もはや見るからに別物となっている。

エンジンを始動し走り出すと、シングルエンジンならではの、ほどよいパルス感はあるものの明らかに従来モデルよりもスロットルワークに対するエンジンのピックアップが良く、さらにパワフルなことがすぐに伝わってくる。

排気量が引き上げられたこともあるが、それ以上に従来エンジンがロングストローク志向だったのに対し、今回はビッグボアショートストロークタイプに変更していることも大きな要因となっている。ライディングモードはパフォーマンスモードとエコモードが用意され、さらにそれぞれにリアABSの入り切りを選択できる。エコモードは若干ダルな印象だが、従来モデルのソレに近いフィーリングで、のんびりクルーズする際や、未舗装路などにセレクトすると良い。

フロント21、リア17インチのタイヤセットは相応にコーナーリング時の立ちが強い傾向ではあるが、オフロードへと足を踏み入れたくなる誘惑にかられる。スマートフォンのアプリと連動することでメーターに表示されるナビも便利であるし、ツーリングの相棒としてもかなり良くできている。新型ヒマラヤ450は従来モデルの“これで良い”から“これじゃなければ嫌だ!”に大幅に進化していた。

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従来の空冷エンジンが垂直レイアウトだったのに対し、新型の水冷エンジンでは前傾レイアウトになった。フレームワークも一新されており、全体的にモダンな方向性へと舵が取られた印象を受ける。排気量451cc、DOHC、最高出力40馬力となっている。

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丸型ヘッドライトは踏襲しているものの、フロントフェンダーやスクリーンの形状の変更から、随分と印象が変わったように思えるフロントマスク。燃料タンクへと続く特徴的なバンパーが、ヒマラヤの証か。

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スマートフォンのアプリと連動することでメーターディスプレイ上にナビゲーションを表示させることができる。視認性も良く、使い勝手良好。ハンドルバーにはUSBソケットも備わっている。

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90/90-21サイズのフロントタイヤ。サスペンションストロークもたっぷりとしており、乗り心地が良く、未舗装路へもガンガン入っていきたくなる。なお車重は従来モデルと比べ3キロダイエットしている。

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かなり寝かしたレイアウトでセットされているリアサスペンションは、リンクを介してスイングアームにセットされている。リアタイヤの接地感、トラクション具合が伝わってきやすく好印象を受けた。

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シートはライダーとパッセンジャーが別個のセパレートタイプ。厚みも十分でロングツーリングも快適そうだ。グリップバー兼キャリアの形状も良く積載能力も高い。シート高は825mmだが足つき性も良い印象。

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