掲載日:2019年02月24日 プロが造るカスタム
取材協力/K-2 PROJECT記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです。
カスタムされた状態でK-2プロジェクトに入庫したというZX-14R。当時の仕様はマフラー、前後ホイールなど、足まわり中心のライト改だったが、状態は必ずしも良くはなかったようだ。「オーナーさんもそのあたりに不安を持っていたようで、ウチで改めて足まわりの分解や消耗部品交換、組み直しなどを行いました」 そう語る同店代表・北村さん。
同時に前後サスを交換しセットアップも追加。また走れる足まわりになったことを受け、ブレーキまわりも強化した。注目はキャリパーが前後とも純正のままである点(ディスクはともにサンスタープレミアムレーシングへ)だ。街乗り、ツーリングならこれで必要十分以上の性能が得られるだろうし、マスターシリンダー交換、タッチはブレーキライン交換で大幅に向上する。であれば、キャリパー変更は必ずしも要らないという考え方なのだ。質実剛健と言うか、じつに同店らしいパッケージだ。
「パーツ構成が同じだったとしても、各部ベアリングの状態やハブダンパーのヘタり具合、足まわりの組み付け精度、サスペンションのセットアップなどで、乗り味は大きく変わってきます。目に見えない部分ですが、ここを丁寧に仕上げるか、仕上げないかで大きな違いが出てくるんですよ」(同)
こうした車体まわりに加え、この車両ではペイント、LEDウインカー・フルキット装着なども実施。良質なストリートカスタムに仕上がっている。見た目ライト改。しかし乗ってみると段違いというK-2の特徴もよく出た1台だ。
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