刀鍛冶 GSX-R750(スズキ GSX-R750)

掲載日:2019年02月17日 プロが造るカスタム    

取材協力/刀鍛冶
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです。

KATANA-KAJI GSX-R750(スズキ GSX-R750)のカスタム画像
KATANA-KAJI GSX-R750(SUZUKI GSX-R750)

後方排気&RGBスタイルの
油冷R750カスタム

「この車両、オーナーさんがRGB用のテールカウルを手に入れたことが製作のきっかけなんです。『ここからマフラー出したい!』という希望だったんですけど、ベースはGSX-R750。後方排気スタイルにするのはいいけど、どうやってテールパイプを通すか。これがもう大変だったんです(笑)」そう語るカスタムファクトリー刀鍛冶代表・石井さん。

ベースは1986~1987年のGSX-R750で、フロントまわりは1989年GSX-R1100、リアホイールは1988年GSX-R1100(4.50-18)。タイヤチョイスがちょっと面白くて、フロントは3.50-17ホイールに120/60扁平のタイヤを合わせている。これは「オーナーさんが16インチ好きで16インチ的なハイトにするためのチョイス」(石井さん)とのこと。

KATANA-KAJI GSX-R750(スズキ GSX-R750)のカスタム画像

一方、エンジンはショートストローク仕様の1988年GSX-R750に載せ替えられる。1980年代GSX-Rのいいとこ取りで組んだ形なのだが、それでも目が行ってしまうのは、この外装とカラーだろう。ギブリのロゴにブルーのカラーとくれば、1982年にGP500チャンプとなったフランコ・ウンチーニ……と言っても、今となっては知る人ぞ知る的なレプリカ、というところが逆に渋い。

「カウルは全部別メーカーのもの。スクリーンをロング形状でワンオフしたので、カウルの耳部分も加工して伸ばしてます」 懸案のテールパイプは、リアアームとタイヤの間を楕円パイプを使ってギリギリで通しているとのこと。一見シンプルに見えて、じつはかなりの労作なのである。

刀鍛冶 GSX-R750の詳細写真は次のページにて

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