掲載日:2017年04月17日 プロが造るカスタム
取材協力/K-2プロジェクト
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
ZZR1100からZZR1400、ZX-14Rまで、カワサキ・フラッグシップを中心に手がけるK-2プロジェクト。モディファイの基本的な方向性はシンプルかつスパルタンなもので、『足まわりを中心に軽量化を徹底し、スポーティな走りに仕上げる』と、じつに明快だ。
「ZZR1400やZX-14Rなどは、エンジンノーマルでも十分なパワーがあります。スポーティな走りを楽しみたいと思ったら、やっぱりブレーキの強化、それと同時に軽量化という話にどうしてもなってくるんですね」(K-2代表・北村さん)
ひと口に軽量化と言っても、同店のこだわりは半端なものではない。この車両では前後アクスルシャフト、リアショックのリンクユニットまでベータチタニウム製に変更しているのだ(バネ下の軽量化だけでなく、剛性感のアップにも効くとのこと)。ホイール、マフラー、リアアームなどの変更、軽量化が行われていることは言うまでもない。動力系ではマフラーをノジマ製SCチタン・2本出し(これも特注品である)に変更する程度だが、さらにひと手間かけるのが同店流こだわり。燃料補正&セッティング作業を東大阪のスペシャルエージェントで行っている。
「ある程度基本となるマップデータなんてのもあるわけですが、スペシャルエージェントさんは個体ごとのクセやマフラーの特性なんかにも合わせてセッティング出しをしてくれるんですよ。結果、フラットトルクでめちゃくちゃ乗りやすくなります。それだけきちんと決まるわけですから、ウチも勧めやすいですし、その仕上がりも知ってほしい」
走りにこだわるからこそ、フィールも徹底的に詰める。走りを極めるとは、結局こういうことなのだ。
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