掲載日:2017年02月13日 プロが造るカスタム
取材協力/プロヘッド・モーターファクトリー
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
2014年にアメリカからノーマル状態で輸入後、レストアを重ねてきたという後期型CBX。オーナーはプロヘッドモーターファクトリー代表の林田さんで、細部を見ていくと、かなりマニアックなモディファイが施されていることが分かる。例えば国内では設定のないケーヒンCRの6連キャブレターなど、その筆頭に挙げられるのではないだろうか。
「アメリカ製のオリジナルキットで口径はφ33mm。吊るしじゃどうにもならなさそうだったので、ファクトリーまめしばさんにもご協力いただいて、いろいろとモディファイしてあります(笑)」(林田さん)
キャブの改造は、そのファクトリーまめしばオリジナルのMノズル、PS加工、PEEK(ポリエーテル・エーテルケトン樹脂)製リンクロッド、低フリクションタイプのスロットルワイヤなどのほか、スロットルバルブのWPC加工&モリブデンショットなども実施。一方、足まわりはほぼノーマル状態だが、スポーツ走行にも対応できるダンピング特性とするため、前後サスペンションに独自の改造も加えたとのこと。
「フォークはインナースプリングをオリジナルのシングルレート品に変更してイニシャルアジャスターも追加、リアはノーマルリンクのままナイトロン製ショックに変更してます。これはバネレートまで指定した完全オーダー品ですね」(同)
こうしたリアまわりの処理もモノサス仕様の後期型だからこそできること。パッと見にはレアな後期型(CBXは前期型がネイキッド/ツインショック、後期型がハーフカウル装着/リア・プロリンクサス)だが、細部に見られる凝りまくった改造も、いかにもショップオーナー車という感じで、じつに楽しいのである。
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