掲載日:2016年01月22日 プロが造るカスタム
取材協力/レーシングワールド高槻
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
この6~7年ほど段階的にカスタムを進めてきて、ごく最近外装のオールペンを行ったという1200R。デザインと実作業を担当したのは、レーシングワールド高槻店の店頭イベントなどにもよく参加しているペインター&ピンストライパー、ラスティックで、デザインから完成までには、半年を要したという。
「ラスティックの原さんがオーナーさんの基本的な要望を聞いて、細かい部分はお任せということになったんですが、そのペイントがめちゃくちゃ凝ってるんですよ(笑)。実車を見ていただくとよく分かるんですが、ラップ塗装あり、キャンディあり、水玉(ロアカウルライン内)あり、もちろんピンストありで、これでもかっていうくらいの仕上がりになってます」(同店店長・木寅さん)
フォークはオーリンズφ43mmブラックでステムはウイリー製モノブロック。Fブレーキもブレンボ製ラジアルキャリパー、同φ19mm削り出しマスター、サンスター製ワークスグルーブディスクとハイグレードかつ印象的な仕様となっている
車両オーナーは、じつは予備の外装を1セット持っていて、ペイントが仕上がるまでの間はその予備外装で、この1200Rを走らせていたとのこと。ある程度のコストはかかるが、乗れない時間を最低限にするなら、こうしたやり方もある。
外観上の特徴ともなっているラジエーター、チタンマフラーは、いずれも大阪のSAMレーシングに製作を依頼したワンオフ品。ウォーターパイプもボディカラーに合わせてある。ボルトオンパーツも豊富に揃うZRXだが、こうした同店によるアレンジの上手さも、ぜひ参考にしたいところだ。
「ここまで仕上がってきたので、次はエンジンをやりましょう、とお話しているところです」とも木寅さん。このZRXはツーリングメインに、ということだったが、一見派手な外観の中に使われる機能パーツは、まさにツーリング時に力を発揮するためのものだと言えそうだ。
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