誰にでもできるマフラー交換! モンキー125にOVER RACINGのTT-Formulaフルチタンアップマフラーを装着してみた!(動画あり)

掲載日/2022年1月21日
取材協力/オーヴァーレーシングプロジェクツ
写真、取材/伊井覚
構成/バイクブロス・マガジンズ
バイクを買ってしばらく純正を楽しんだら、やっぱり少しカスタムしたくなっちゃいますよね。やっぱりオススメなのは見た目も性能も大きく変わって「やってやったぜ!感」のあるマフラー交換。難しそうに思えるマフラー交換ですが、実はポイントさえしっかり抑えておけば誰にでも自分でできちゃうカスタムなんです。今回は、バイクにアニメ、漫画、コスプレが大好きな私、美環(みかん)がモンキー125のマフラー交換に挑戦しちゃいましたよ〜!!

交換に必要なものはほとんど簡単に入手可能

今回取り付けるのは、こちら!
OVER RACINGさんのTT-Formula フルチタン アップマフラー MONKEY125(18-20)というマフラーです。やっぱりモンキーはアップタイプのマフラーが似合いますよね!

作業に使う工具はこれで全部。

マイナスドライバー
六角棒レンチ(ヘックス)
エクステンションバー
スパナ(12mm)
ラチェットハンドル
ソケット(14mm、12mmのセミディープ、12mm、10mm、6mmヘックスロング)

があれば作業ができちゃいます。ホームセンターでも揃う工具ですよ〜!

さらに作業する上で用意しておくと良いものがこちら。

軍手もしくはワーキンググローブ
パーツクリーナー
ガスケット
養生テープ
ウエス

となっております!

こちら「ガスケット」だけはホームセンターでは買えないかも。これはエンジンとマフラーを繋ぐところに入っている排気漏れを防ぐための部品で、マフラーを交換する時には新品に交換する必要があるんだって。バイク用品店で車種に合ったものを購入してね!

OVER RACINGさんのマフラーにはこのように交換の手順を詳細に記したマニュアルが付属しているので、一つ一つ確認しながら作業を進めてくださいっ!

それじゃあいよいよ純正のマフラーをこれに交換していくよ!
フルチタンだからとっても軽くて、女の子でも作業しやすいんだぜ!?

①シートを取り外す

まずは純正マフラーを外すためにシートを外さないといけません。シートを外すにはシート前方下部にあるボルトを両側とも外します。
ちなみに美環氏の一番好きな工具はこのTレンチなんだ〜! なんだかクルクル回せて楽しいもんね。ここ、テストに出るよっ!

するとほら! 後ろにずらすと簡単にシートが外れました〜(ドヤァ)。

②純正マフラーを取り外す

次に六角棒レンチを使って純正マフラーのヒートガードを外していきます。

簡単に外れたよー!

さらにエキパイのヒートガードも同じ要領で外していくよ。

ボルト2つ外せば、ほら簡単。

そしたらお次はサイレンサーです。まずは先端部を留めているボルトを緩めて

次にサイレンサーの下側。

そしてステップの奥でエキパイを留めているボルトを外すと……

こうじゃ。
サイレンサーが外れました〜!

でもまだエキパイの根本のところが残ってるので、それを外していきます。
ラチェットハンドルにソケットをつけてカチカチやっていくよー!

そしていよいよエンジンに繋がるボルト。ここを外すのは、ちょっと緊張するよね?

ボルトが全部外れるとエキパイが落ちてきますので、床に落ちてしまわないように足を入れて抑えておきましょう。

取れました〜〜〜!!

純正マフラーの取り付けに使われていたステーも外しちゃいます。実はこれは残していても特に問題はないらしいのですが、バイクが重くなるだけなので取っちゃいまーす!

③ガスケットを新品に交換する

そしてこのタイミングで例のガスケットが登場します。

エキパイが刺さっていたエンジンの内部のこのあたりをマイナスドライバーでコジコジすると

びよーん、とこんなのが出てきます。これが純正時に付いていたガスケットなんですね。今回は新しいガスケットを入れますので、これは全部とっちゃいます。

そして新しいマフラーを装着する前に、新品のガスケットを入れておきます。

古いガスケットがハマっていた溝に、新品のガスケットをはめこんであげましょうー。これが締め付けられて潰れてちっちゃな隙間を塞ぎ、排気漏れをなくしてくれる、とのこと。古いガスケットを再利用できないのは、一度潰れたガスケットはもうそれ以上潰れることができないため、排気漏れを起こしちゃう可能性があるからなんですって!

④OVER RACING製のマフラーを取り付ける

ここでようやく新しく装着するOVER RACINGさんのマフラー、TT-Formula フルチタン アップマフラー MONKEY125(18-20)の出番です!

まずは先ほどガスケットを入れたエンジンの排気口にエキパイの根本を差し込みます。この時、ボルトは軽く回して仮留めしておきます。

次にサイレンサーをエキパイと合体させるのですが、先にサイレンサー側にバンドを入れておくのを忘れないようにしてください。

合体!!
バンドに開いてるボルト穴はヒートガードを取り付けるので、手前に向けておきます。

そしてサイレンサーの上下のボルトを仮留め。

この時に工具が当たるところに養生テープを貼っておくとサイレンサーを傷つける心配がないそうです! こういうノウハウがさすが本職さんって感じでカッコいいですよね!

全てのボルトを仮留めできたら、少しづつ増し締めして、最後に本締めしていきます。

忘れちゃいけないのがヒートガードです。これをつけないと、跨った時にパンツが溶けちゃいますよーう!

ヒートガードの位置が決まったらサイレンサーとエキパイを留めるバンドを本締めします。

最後にサイレンサー側のヒートガードをつけて終わり〜。

一人でやりきれて美環氏も思わずニンマリ笑みが漏れちゃいました。

⑤シートを戻すのを忘れずに

最後に純正シートを取り付けて終了です。
左右のボルトを締め忘れないように気をつけてくださいねっ!

マフラーの交換作業は終わりましたが、ここでOVER RACINGさんからワンポイントアドバイス。
用意したウエスにパーツクリーナーを吹き付けます。

そしてサイレンサーやエキパイ本体をゴシゴシ。こうやって作業中についた油脂を拭き取ってあげることで、マフラーの焼き色が綺麗になるんだそうですっ!!
これは絶対やらなきゃですね!

完成しました〜!
どうですかっ!?
めちゃくちゃカッコいいでしょー!

もちろんお店で注文して作業もお任せしてしまうのも安心ですが、もしも自分でやってみたい、という方がいらっしゃいましたら、ぜひこの記事を参考に挑戦してみてください!
バイクは乗る楽しみはもちろんですが、自分でいじれるようになると、より愛車に思い入れが強くなりますよねっ!!

OVER RACING
TT-Formula フルチタン アップマフラー MONKEY125(18-20)
¥88,000(税込)
重量:約1.7kg(純正5.2kg)
音量:85db(純正78db)
ピークパワー:9.3ps(純正8.8ps)
政府認証マフラー

モンキーらしいアップマフラーで、フルチタンの高級感と軽さを両立しています。パワー特性としては純正の出力特性はそのままに全体的にトルクアップしていてとっても乗りやすいんだって〜。
ちなみに今回行った交換作業は慣れている人なら20分くらいで終わるんだそうです! 美環も撮影しながらでも2時間くらいで終わったよ〜。

このめちゃくちゃカッコいい焼き色は手作業つけているため、一本一本違っているんだって。さらに乗ってるうちにまた焼き色がついてくるから、どんどん自分だけのマフラーが出来上がっていく楽しみもあるんだよ。

外に出してエンジンをかけてみると、音がたまらなくカッコいいんです……!! 重低音の迫力があって純正よりも高級な感じがします。例えるならば子猫ちゃんからライオンになった感じ!? まるで猛獣の咆哮のようなマフラー音です! 記事の最後に動画があるので、ぜひ音を聞いてみてくださいね。

OVER RACINGのフルカスタムモンキーもあるよ!

ついでにOVER RACINGさんのカスタムパーツてんこ盛りのモンキー125を紹介しちゃいます!

OVER RACING
TT-Formula RS フルチタン MONKEY125(18-20)
¥79,200(税込)
重量:約2.1kg
音量:80db
政府認証マフラー

まずはやっぱりマフラー!
こちらは今回取り付けたアップマフラーとは形状の違う、ダウンマフラーが装着されていますね。こちらもフルチタンのためとっても軽量。エキパイが真っ直ぐでとってもレーシーな外観がカッコいいですね!


OVER RACING
ツインショック R3 OVER×NITRON Monkey125
¥187,000(税込)

リアショックはナイトロンさんとのコラボ商品。ナイトロンさんの製品の基本性能はそのままにカシマコートを施すことで摩耗を軽減し、耐久性をアップしています。カシマコートのブロンズカラーが渋いっ!

OVER RACING
スポーツライディングハンドルキット SIL MONKEY125
¥73,700(税込)

ハンドルも変わってました〜。アルミ削り出しのセパレートハンドルで、純正ハンドルよりも前傾姿勢になってるんだって。剛性も上がってるからよりスポーティにモンキーを楽しみたい人にオススメらしいですよ!

OVER RACING
スイングアーム OVタイプ スタビ付 STD MONKEY125
¥74,800(税込)

純正だとちょっと頼りないスイングアームをアルミ削り出しの大型バイクみたいにカッコいいものに変更しています。強度・剛性・しなりのバランスが絶妙で、コーナリングの時のリアタイヤの接地感がより感じられるようになっているんだって! さらにスタビライザーで剛性を上げていてハンドリングもシャープになっているとのこと! 難しすぎてよくわからないけど、とても凄そうです……!

OVER RACING
BACK-STEP 4ポジション シルバー MONKEY125(18-20)
¥55,000(税込)

レーシーなバックステップを装備。ハンドルと合わさって前傾姿勢になって、これはもうサーキットに持ち込みたいマシンですね!

OVER RACING
フェンダーレスキット MONKEY125
¥24,750(税込)

リア周りの見た目をスッキリさせてくれるフェンダーレスキットも装着。これで見た目の印象がガラリと変わりますよね〜。純正のナンバー灯がそのまま使用できるため、高い信頼性と取り付け易さを実現しています。

OVER RACING
フロントフェンダーマウントステー MONKEY125
¥15,400(税込)

フロントフェンダーのステーもアルミ削り出し。レーシーなスタイルになるのももちろんですが、純正だとアップフェンダーだったものをフロントタイヤに近づけることで泥除け効果も期待できちゃいます。

OVER RACING
サイドカバーセット MONKEY125
¥40,700(税込)

左右のサイドカバーがセットになっています。OVERさんらしく高級感のあるデザインで、カッコいいモンキーがさらにカッコよく、引き締まって見えますね!

OVER RACING
Rキャリパーサポート ブレンボ2P(カニ)アップマウント(上側)BLK MONKEY125
¥16,500(税込)

ブレンボのブレーキキャリパーに対応したキャリパーサポートです。こちらもアルミ削り出しで強度が高く、美しい仕上がり!

このように、OVER RACINGさんではマフラー以外にも様々なカスタムパーツを販売しています。もちろんモンキーだけでなく様々な車種に対して豊富なラインナップがありますので、気になった方はぜひホームページでチェックしてみてくださいねっ!

OVER RACINGのモンキー125マフラー交換の様子を動画でチェック!

INFORMATION

住所/三重県鈴鹿市国府町石丸7678-5
電話/059-379-0037
営業/9:00-19:00
定休/第2・4土曜日、日曜日

1982年創業の老舗のパーツメーカー。ミニバイクからビッグバイク、クルーザーにいたるまで、幅広い車種に対応するパーツをラインナップする。マフラーを始め、ステップなどビレットパーツや、スイングアームなどのシャシー用パーツ。ホイールまで自社生産する高い技術力を誇る、総合バイクパーツメーカー。

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