トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900R(カワサキ GPZ900R)

掲載日:2015年11月04日 プロが造るカスタム    

取材協力/トレーディングガレージ ナカガワ

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像
T.G. NAKAGAWA GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)

信頼と実績をさらに高めるための
オリジナルパーツ

トレーディングガレージナカガワ(TGN)の現TOTレーサーと同色にペイントされた1台。4年ほど前から同店でカスタムを手がけている個体で、ホイール、リアまわり→フロントまわり→エンジンと、段階を踏んでバランス良くチューニングされている。エンジンは同店代表・中川さんも「ショートストロークエンジンの良さと高回転のパンチ、両方が味わえる、お薦めナンバーワン」と太鼓判を押す、φ[72.5→]78mmピストン×900クランク仕様の908→1,050ccとなっている。

「シリンダー、ピストン、メタル、ミッションと摺動部パーツにはすべてWPC加工を施し、ヘッドまわりもヨシムラST-1カムシャフトとウチのヘッドバイパスキット+オイルジェット・システム(DOS)でカジリなどのトラブルを予防しています。長く乗ることを考えたら、現状この組み合わせがベストです」と中川さん。オイルジェット・システムはニンジャのウイークポイントと言われるインテーク側カムジャーナルに直接オイルを噴射、それによりトラブルを防ぐという、TGNのオリジナル。ヨシムラカムに関しては、長年の実績もあり、指名するユーザーも多いとのこと。

トレーディングガレージ ナカガワ GPZ900R(カワサキ GPZ900R)のカスタム画像

コクピットに装着されたオリジナルデジタルメーター用ステーにも注目したい。この車両ではヨシムラ製を2個マウント、水温と油温をモニターしているが、右あるいは左に1個だけ追加メーターをマウントするキットもあり。キーシリンダーと一体化するデザインはスタイリッシュだし、アルミ製で退色&耐腐食性にも優れている。熱対策を常に意識するニンジャだからこそ、スマートな外観にすべきというのが、中川さんの考え方なのである。

T.G. NAKAGAWA GPZ900R(KAWASAKI GPZ900R)の詳細は次ページにて

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