掲載日:2015年10月09日 プロが造るカスタム
取材協力/ボイスジャパン
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
F19インチのダイマグホイールに角型ブラックスイングアーム、ソリッドディスクにショート管…と、1970~80年代に憧れられたスタイルを採り入れつつも、STDのZ1らしさを残したカスタム。外装は火の玉パターンながらちょっと上質なブラックマイカ×ホワイトパール仕立てだ。
「このカラーも、各部パーツもオーナーさんが決められたんです。メーターのワークスタイプホワイトパネルなどもですね。小柄な女性なので、足つきにも配慮して少しローダウンも入っています」
こう言うのは、この車両を手がけたボイスジャパンの杉森さん。同店では1970年代のカスタムをコンセプトにした“ノスタルジアモデル”を提供している。
「この車両もノスタルジアですが、パーツチョイスや仕様はお客さんの好みをまず優先してます。中にはどうしても組み合わせの良くないパーツもありますから、そこはこちらからアドバイスします。ユーザーさんはSTD好きからフルカスタム、それに外観は出来るだけノーマルチック、でも中身はフルチューン…といったように十人十色ですから、そのあたりは柔軟に合わせていきます」
各部はオーナー仕様だが、このノスタルジアモデルではフレームはGMDコンピュートラックで精密計測後に3D修正、エンジンほか各部は精度やクリアランスにこだわっての組みに対策パーツの使用など、以後長く乗るための基礎固めがされる。
それもあって以後も手直しはなく、「CRキャブをFCRに換えたり、よく走る人なら2~4年後にオーバーホールを兼ねてチューニングなどされます」(杉森さん)とのこと。ベースがきちんと作られるから、長く乗れて、しかもそこからのステップアップも楽しめるということだ。
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