掲載日:2015年08月07日 プロが造るカスタム
取材協力/SASHU
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
1997年に新車で購入以来、16年にわたってカスタム&メンテナンスされてきたというCBR1100XX。フレームは根岸研磨によって全面バフ加工が施されており、エンジンもスウェーデン製ターボキットを組み込むなど、車体の隅々に至るまで、かなり凝った作りとなっている。
「カスタムコンセプトは“才色兼備”で、トータルの仕上げは京都のサッシュさんにお願いしました。ターボキットはクリアビジョンパフォーマンスさんがドラッグレースで使用していたMC Xpress製をモディファイして使っているんですが、これがまた大変だったんです(笑)。
純正タンクに合わせたサージタンクの加工はターボに詳しいチームアダチさんと、SWIFTさん。その後サンダーボルトさんのシャシダイ上で何度もパワーチェックしながら、各部を改良。結果、まったく谷のないフラットなトルクカーブと、ズレのない空燃比を実現することができました」(オーナー・樋上さん)
同時に前後アクスルシャフト、ピボットシャフトをクロモリ製の特注品(製作はラジカルによる)に変更することで剛性感をアップ、チューブサプライ製ラジエーター/アルミパイピングキットなどによって冷却効率も向上させるなど、基本構造にまで踏み込んだチューンも実施。前後サスペンションも、こうした走りにふさわしいものにアップグレードされているし、車体全体のジオメトリーは、GMD神戸による計測&修正により、誤差0まで追い込まれている。まさしく完璧な状態だ。
走りの性能を伸ばすジャパニーズ・スタイルと、派手なルックスが魅力のUSスタイル。このふたつが絶妙に融合した上に、このコンディション。これはもう脱帽するしかない。
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