P's Supply は、マフラーをメインとしたパーツメーカーである。社名の「P」には、「パワー」、「ポテンシャル」、「プラン」、「プライス」…などの意味が込められており、それらを「サプライ=供給」することをコンセプトとしている。要求される性能を持っているのはもちろんのこと、それを求めやすい価格で供給し、多くの人々に楽しんでもらいたい、というのが基本理念であり、それが社名の由来でもあるのだ。
代表の林 誠一氏はモリワキエンジニアリングの出身で、1980年代には所属するトップクラスの歴代レーシングライダーのメカニックを担当すると共に、自身も125ccクラスでレースに参戦、着実にポイントを稼ぎ。国際A級(当時)にも昇格を果たしている。
その後、1991年に独立しP's Supply を設立。培われた経験やノウハウをベースにオリジナルブランドのマフラーを始めとして、さまざまなバイクパーツも開発、製造してきた。また自らのレーシングチームのマシン開発、製作も手掛けており、輝かしい戦績を残している。
エキゾーストパイプ部分の素材に、軽量で腐食の心配が無いチタンが用いられたフラッグシップモデル。スタイルは 4-1 としながらも集合部内部にセパレーターを設けて谷のない特性を実現したタイプ、完全 4-2-1 形式としたタイプの2種類をラインナップ。
サイレンサーはカーボン、チタン素地、RG(ラウンドグラデーション)チタン、チタンオーバル、RGチタンオーバルの5種類の中から選択が可能。エキパイはチタン素地のみ。
マフラーに求められる走りの部分を重視し、サーキットで培ったデータやノウハウを惜しみなくフィードバック。完全な 4-2-1 構造とされており、それによって低回転域から高回転域に至るまで、トルクとパワーの向上を果たしている。
エキパイの素材はステンレスとなっており、手曲げ風の焼き色が付けられたタイプとバフ仕上げの2種類から選択が可能。サイレンサーはカーボンカバーとチタンカバーの2種類から選択が可能。
ストリートに活きるスタイルと性能を併せ持つことをコンセプトに開発。外観上は 4-1 となっているが、集合部内部にセパレーターを設けることで、谷のない 4-2-1 形式の特性を実現、シンプルでありながらも高性能であることが特色になっている。
エキパイの素材はステンレスとなっており、手曲げ風の焼き色が付けられたタイプと、バフ仕上げの2種類から選択が可能。サイレンサーはカーボンカバーとチタンカバーの2種類から選択できる。
P's Supply では、個人ユーザーからのワンオフのオーダーや、ショップなどからのOEM製品も受け付けている。マフラーに関しては、完全なオリジナルの取り回しとするフルオーダーはもちろんのこと、テールパイプとサイレンサー部分をオリジナルとするセミオーダータイプがある。これはフロントのエキパイは基本的に同社の市販ラインナップの流用となるため、比較的リーズナブルにオリジナルマフラーの製作が可能なことは特筆すべき点だろう。
また、メーカーを問わずマフラーのリペア(修理)も行っている。さらに、社内にはシャーシダイナモを始め、CNC旋盤、NCベンダーなどの工作機械が揃っており、マフラーだけでなく、削り出しのパーツ製作も可能なのだ。
そしてレースフィールドの世界で、長きに渡って活動してきた豊富な経験とノウハウを活かし、エンジンのメンテナンスも受け付けている。旧車のエンジンオーバーホールからレーシングマシンのチューニングに至るまで、多様なニーズに応えることができる、それが P's Supply なのだ。
A-MAX、スタイナー、インペリアル、3つのブランドのマフラーを中心に展開するパーツメーカー。レースフィールドで得た豊富な経験やノウハウを活かし、エンジンのオーバーホールやチューニング、削り出しパーツなどの製造依頼も受け付けている。
住所/大阪府泉南郡熊取町小垣内3丁目15番地5号
電話/072-453-1610
定休日/土曜、日曜、祝祭日(不定)