モブスター Z1(カワサキ Z1)

掲載日:2015年06月03日 プロが造るカスタム    

取材協力/モブスター(TEL 092-932-2219)

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

MOBSTAR Z1(KAWASAKI Z1)

タンクで表情を作りZらしさを伸ばした
今注目のハイセンス改

「ちょっと昔のアメリカ風」テイストをミックスしつつ、センスのいいZカスタムをコンスタントに製作しているモブスター。代表・靍田さんいわく、ホイールサイズは、径がほぼすべて18インチで幅がフロント2.50~2.75、リヤ4.00インチ。フォークはφ36~38mmでステムもオフセット値45~50mm程度をチョイスすることが多いという。このZ1も、そんなスペックで組まれた1台だ。

「ある意味、モブスターのスタンダード・スタイルと言っていい1台でもありますね。エンジンはウチのいつものヘッドチューンをした1,045ccで、モアパワーが必要ならここから徐々に(排気量を)上げていけばいいですよって、いつも言うんです。けど、走らせてみると大体これで十分ってお客さんがほとんどです(笑)。峠はもちろん、ちょっとしたサーキットなら結構なペースで走れるくらいのパワーは出てますから」

そう語る靍田さん。お客さんに昔からのZ好きが揃っている同店のこと、このコメントにはかなりの説得力がある。しかもエンジンフィールはじつにZらしいという。クランクウェイトなどに極端な軽量加工などを行わないことも、「Zらしさ」の演出にひと役買っているのだろう。それでいて、必要十分以上のパワーがあって速いのだ。「アタマ(ヘッド)がいいのが良いエンジン」とは、よく言ったものである。

もうひとつ見逃せないのがカラーリング。タンク部には昔のアメリカンチョッパーによく見られたスキャロップ柄をZ1純正・火の玉風でアレンジしているが、これは同店に新しく新設されたペイント部門、Mondo(モンド)が手がけたもの。こっちもかなり注目なのである。

MOBSTAR Z1(KAWASAKI Z1)の詳細は次ページにて

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