タバックス Z1(カワサキ Z1)

掲載日:2015年04月08日 プロが造るカスタム    

取材協力/タバックスエンジニアリング

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

詳細写真

メーター類はSTDで、ヘッドライトはヤマハSRX用の流用。メーターケースエンドにはアルミで延長コーンが追加される。ハンドルバーはセパレートで、タバックスでは大半のZのお客さんが全体デザインに合うセパレートを使うとのこと。ステムはタバックスオリジナル・ハンドメイド中空タイプ(20万円で市販中)で上下ブラケットは板材を曲げてモナカ状に溶接、穴開け加工だけNCで行う。強度も確保し軽量に仕上がる。田端さんが好きなゴジラのイラストが入る燃料タンクもアルミ製

ヒンジ式横開きというZ1の構成はそのままだが、フレームやレイアウトは変更

エンジンはヨシムラφ69mmピストンでの903→987cc仕様でヨシムラストリートカム、クロスミッションも組まれる。キャブレターは往時のCRφ33mmからFCRφ35mmに換わるが、ファンネルはネットが外ではなく、内向きに入っている。シリンダーヘッドにはプラグ折損防止かつ高質感を狙うカムサイドカバー(市販中)を追加

フロントフォークはエアバルブや減衰調整機構を持ったレーサーRG500用で、アウターチューブにうっすらと入る筋は、性能をそのままにデザイン性が上がる(田端さん)として0.5mm段差加工したもの。強度等に問題はない。ブレーキまわりはAP・CP2696キャリパーにZ1-R用加工ディスク、ホイールは田端さんが当時も今も最高のデザイン、というマルケジーニ3本スポークのTZ250用でフロントは19→18インチ

前半をスチール、テールパイプ以降をアルミ(サイレンサーシェルのみカーボン)とした“ゴジラ管”はバンドでなくタバックス独特の手法、Oリングで止められる。スイングアームや付随するチェーンプラー、ショックマウントもオリジナルアルミ製。ホイールはTZ250用マルケジーニでこちらは18→17インチに

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