ロイヤルエンフィールド BULLET 350 Type S
ロイヤルエンフィールド BULLET 350 Type S

ロイヤルエンフィールド BULLET 350 Type S – ノスタルジックな仕様のバイク

掲載日:2009年02月05日 試乗インプレ・レビュー    

構成/バイクブロス・マガジンズ編集部

こんな方にオススメ

ヴィンテージ好きにはもちろん
初めてのバイクに選ぶのも◎

ヴィンテージバイクが好みの人には間違いなくオススメ。状態のいいヴィンテージバイクを手に入れようと思えば、国産車であっても100万円台は珍しくなく、輸入車であれば数百万円もすることもある。バイクにそこまでお金をかける余裕がある人はいいが、一般の人にとってヴィンテージバイクはなかなか手が出せる代物ではないだろう。一般的なバイクと同じ価格で、これだけクラシカルな味わいを持つバイクが手にはいるのだから、考えようによっては非常にお得だ。また、単純にスタイルが気に入ったという人が購入するバイクとしてもオススメだ。事実、初めてのバイクがブリットという人は意外なほど多いのだ。新車から乗り出せるとあって、トラブルの心配は少なく、パーツの流通も安定している。他にはない個性的なバイクを探し、ブリットを選ぶのも手だ。なお、左右が逆の操作方法に不安がある場合は、500ccのブリットという選択肢もある。ノスタルジックなスタイルはそのままに、操作方法は一般バイクと同じで、吸気システムにインジェクションを採用している。面白さはそのままに扱いやすさはこちらの方が上だ。

総合評価

渋滞路でも楽しめる
のどかに走るには最適な1台

ハーレーを中心に、シングルやツインの空冷エンジンを試乗することが多い私にとって、エンジンの味わい深さはバイクの評価を大きく左右するポイントだ。エンジンの味わい深さと言うと、大排気量でトルクフルなVツインエンジンが挙げられることが多いが、「味わい深さ」と「わかりやすさ」は違う。たった350ccしかないブリットではあるが、その面白さはハーレーのようなわかりやすいバイクに負けないものがあった。ブリットはここ1年間に試乗したバイクの中でもっとも気に入ったバイクかもしれない。試乗の場合、都心の混雑した道を走ることも多いが、そんなシチュエーションを楽しめるバイクは極めて少数だ。しかし、ブリットは都心を走っていても苦痛にならない。渋滞の道でも楽しく走れてしまうのだ。とりわけ、時速60kmくらいまでの流れに乗るのが最高に楽しい。それ以上はスピードが乗りづらく、高速道路などは苦手かもしれないが、この楽しさはそれを補って余りある。

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