ホンダ CL250(2023)

掲載日:2023年04月12日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

HONDA CL250(2023)
HONDA CL250(2023)

街なかから未舗装路まで走れる
スクランブラースタイルの軽二輪

CL250は、市街地からフラットダートまで幅広く対応するスクランブラースタイルのスポーツバイクです。燃料タンク下からシートにかけてのパイプワークでくびれをもたせたナロー形状のフレームに、排気量249ccの水冷単気筒エンジンを搭載。足回りには、ストロークに余裕をもたせたサスペンション、フロント19インチ、リア17インチサイズのホイール、セミブロックパターンのタイヤなどを採用。力強く、そして軽快な印象のシルエットです。

エンジンは小気味よい鼓動感が魅力です。低回転域からトルクがあり、高回転までスムーズに吹け上がります。最高出力は18kW(24PS)/8,500rpm、最大トルクは23Nm/6,250rpm。マフラーには歯切れの良い排気音を奏でるアップタイプのサイレンサーを採用、クラッチにはレバー操作を軽くするアシスト&スリッパークラッチを装備。燃料消費率は、定地燃費値(60Km/h走行、2名乗車時)で47.0km/L、WMTCモード値(クラス2-2、1名乗車時)で34.9km/Lです。

車両重量は172kg、シート高は790mm。リアフレームの幅を抑え、シート形状も最適化して足着き性を確保しています。またシートは、ライダーが前後にポジション移動しやすいデザインです。ハンドル位置はスタンディング走行も考慮して高さを設定、ハンドル形状も握りやすい角度です。自然な姿勢で乗れるアップライトなライディングポジションですので、狭い道でも切り返しがしやすく、走行中の視界も良好に保つことができます。

フロントフォークには、飛び石などからインナーパイプを守るフォークブーツを採用。燃料タンクの両サイドにはニーグリップしやすいタンクラバーを装着。燃料タンク容量はツーリングでも安心の12Lです。そのほか、急ブレーキ時にハザードランプを高速点滅させるエマージェンシーストップシグナルも装備。車体色はキャンディーエナジーオレンジ、パールカデットグレー、パールヒマラヤズホワイトの3種類を用意。車両価格は消費税10%込みで62万1,500円、発売は5月18日です。

ホンダ CL250 のここがポイント!
  • ● 力強く軽快なイメージのスクランブラースタイル
  • ● 視界の良いアップライトなライディングポジション
  • ● 扱いやすい出力特性のDOHC水冷単気筒エンジン

ホンダ CL250のライバルはこれだ!

  • ハスクバーナ
    スヴァルトピレン250

    最高出力23kWの水冷単気筒を搭載するスクランブラースタイルのネイキッドバイク。燃料タンク容量9.5L、燃料を除く車両重量は153kg、消費税10%込みで68万5,000円。

  • ロイヤルエンフィールド
    スクラム411

    411cc空冷単気筒のスクランブラーモデル。最高出力17.9kW、車両重量194kg。ホイールサイズはフロント19インチ、リア17インチ。消費税10%込みで83万8,200円~。

  • ホンダ
    CRF250L

    市街地から未舗装路まで走れるオン・オフロードモデル。最高出力18kWの水冷単気筒を搭載。車両重量141kg、シート高は830mm。消費税10%込みで62万1,500円。


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