モトグッツィ V100マンデッロ（2023）

新開発のコンパクトブロックエンジンを採用
可変ディフレクターも装備するスポーツツアラー

V100マンデッロは、排気量1,042ccの水冷V型２気筒を搭載するスポーツツアラーです。縦置きレイアウトのエンジンやシャフトドライブの駆動系など、モトグッツィらしいメカニズムを大切に受け継いでいます。その一方で、エアロダイナミクスを追求した外装パーツ、エルゴノミクスを追求したライディングポジション、新開発のエンジンなど、各所に新しい技術を数多く投入。結果、コンパクトで扱いやすく、長距離でも快適なオールラウンダーへと仕上がっています。

パワーユニットは、コンパクトブロックと呼ばれる完全新設計のエンジンです。縦置き90度Vツインという伝統の形式を活かしつつ、シリンダーヘッドにはフィンガーフォロワー式の4バルブDOHCを採用。エンジン長はV85TTのスモールブロックよりも短く、重量はかつての４バルブエンジンよりも軽量です。最高出力は115Hp/8,800rpm、最大トルクは105Nm/6,750rpm。逆回転クランクシャフトが加減速時の反動を抑え、乗り心地を向上させます。

車両重量は233kg（燃料90％搭載時）、シート高は815mm。外装パーツの注目は、燃料タンク両サイドに位置する電動可動式のディフレクターです。このディフレクターは速度に合わせて自動で作動し、ライダーを風圧から守ります。さらに、フロントカウルには電動式のトップスクリーンも採用。これらの空力パーツを併用することで、ライダーにかかる空気圧は22％の低減が可能です。

なお同車には標準モデルのほか、オーリンズ製の電子制御サスペンションやヒーテッドグリップ、アップダウン対応のクイックシフターなどを装備したバリエーションモデル、V100マンデッロSもラインナップ。標準モデルの車体色はマグマレッド、価格は消費税10％込みで220万円。V100マンデッロSは車体色に2121グリーンとアバンギャルドグレーの2種類を用意、価格は消費税10％込みで264万円。いずれも受注開始は2023年2月6日、出荷は6月からの予定です。

モトグッツィ V100マンデッロのライバルはこれだ！

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  BMW
  R1250RS

  パワフルな水平対向2気筒を搭載したスポーツツアラー。可変カムシャフト機構を採用、最高出力は100kW、車両重量252kg。消費税10％込みで188万4,000円～。

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  ホンダ
  NT1100

  扱いやすさと長距離走行時の快適さを両立するスポーツツアラー。自動変速装置のDCTを標準装備。最高出力75kW、車両重量248kg。消費税10％込みで168万3,000円。

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  ドゥカティ
  ムルティストラーダV2S

  水冷VツインのムルティストラーダV2に電子制御サスペンションを装備。排気量937cc、最高出力83kW、 車両重量225kgの多用途ツアラー。消費税10％込みで213万7,000円。

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