ホンダ ADV160(2023)

掲載日:2022年12月26日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ホンダ ADV160(2023)
HONDA ADV160(2023)

フルモデルチェンジで排気量を156ccに拡大
足つき性も向上したアドベンチャースクーター

ADV160は、タフでアクティブなアドベンチャースタイルの軽二輪スクーターです。従来型のADV150をフルモデルチェンジしてスタイリングを一新、エンジン排気量は149ccから156ccに拡大して出力を向上しました。また、滑りやすい路面での後輪スリップを抑えるセレクタブルトルクコントロール(トラクションコントロール)や、軽量化と剛性を両立した新設計フレームも採用。シート高は795mmから780mmに下げ、足つき性にも配慮しました。

156ccとなった水冷単気筒のパワーユニットは、フリクション低減技術で力強い走りと燃費を追求した「eSP+」エンジンです。街中から高速域まで扱いやすい出力特性を発揮しながら、高い環境性能を保っています。最高出力12kW(16PS)/8,500rpm、最大トルク15Nm/6,500rpm、燃料消費率は定地燃費値で52km/L(60km/h・2名乗車時)、WMTCモードで42.5km/L(クラス2-1・1名乗車時)。アイドリングストップ機構も装備しています。

新フレームは、軽快感のあるハンドリングと安定感ある乗り心地に貢献。サスペンションはフロント130mm、リア110mmのストロークを確保。フロント14インチ、リア13インチサイズのホイールに履いたブロックパターンのタイヤは、未舗装路や荒れた路面での走破性も追求しています。ブレーキはフロント240mm径、リア220mm径のウェーブディスクを採用、1チャンネルABSも装備。車両重量は136kgです。

フロントスクリーンは大型化することで風防効果を向上、2段階の高さ調整機構も残しています。液晶メーターは大型化し、平均燃費、気温計、バッテリー電圧などの豊富な情報を直感的に把握できるようにレイアウトしました。セレクタブルトルクコントロールは、スピードメーター前方のスイッチでオン・オフ切り替えが可能。そのほか、シート下のラゲッジボックス、エマージェンシーストップシグナル、スマートキーシステムなど機能的な装備が満載です。

車体色はマットダリアレッドメタリック、マットガンパウダーブラックメタリック、パールスモーキーグレーの3種類。車両価格は消費税10%込みで47万3,000円、発売は2023年1月26日です。

ホンダ ADV160のここがポイント!
  • ● タフでアクティブなアドベンチャースタイル
  • ● 力強く燃費も良好な156ccのeSP+エンジン
  • ● 足つき性に配慮した780mmのシート高

ホンダ ADV160のライバルはこれだ!

  • ホンダ
    PCX160

    市街地走行から高速道路を使っての通勤やツーリングまで幅広く使える軽二輪スクーター。排気量156cc、最高出力は12kW。消費税10%込みで40万7,000円。

  • ヤマハ
    X FORCE

    スポーティなスタイルの車体に155ccのエンジンを搭載。最高出力11kW、シート高は815mm。トラクションコントロールも採用。消費税10%込みで39万6,000円。

  • アプリリア
    SR GT 200

    ストロークの長いサスペンションや未舗装路にも対応するタイヤを装着。排気量174cc、最高出力は13kW。アイドリングストップ機構付き。消費税10%込みで55万円~。


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