ロイヤルエンフィールド スクラム411(2022)

掲載日:2023年01月11日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ロイヤルエンフィールド スクラム411(2022)
ROYAL ENFIELD Scram 411(2022)

シンプルな車体に411ccの空冷単気筒
レトロルックのアーバンスクランブラー

スクラム411は、レトロなスタイリングの車体に排気量411ccの空冷単気筒エンジンを搭載したアーバンスクランブラーです。ベースはアドベンチャーバイクのヒマラヤですが、フロントスクリーンや燃料タンクガード、リヤキャリアをなくしたシンプルな構成となっています。また、フロントホイールはヒマラヤが21インチなのに対し、スクラム411は19インチサイズを採用。未舗装路での高い走破性に加え、市街地での軽快な走りも兼ね備えました。

パワーユニットはヒマラヤで実績のあるLS-410エンジンプラットフォームです。ボア・ストローク78mm×86mmのシリンダーに、オーバーヘッドカムシャフトの2バルブシリンダーヘッドとフューエルインジェクションを装備。最高出力は17.9kW(24.3PS)/6,500rpm、最大トルクは32Nm/4,250rpmを発生します。環境性能はユーロ5の排出ガス規制をクリア、トランスミッションは5段変速、燃料タンクは約15Lの容量です。

車体は、レース用のフレーム製作で知られる英国はハリスパフォーマンス社との共同開発です。シート高は、ホイールサイズやシート形状の変更で795mmとなり足つき性も向上。41mm径フォークのフロントサスペンションはストローク量190mm、モノショックのリアサスペンションはストローク量180mm。最低地上高も200mmを確保して、オフロード性能を維持しています。また、前後ブレーキにはデュアルチャンネルABSを採用。車両重量は194kgです。

ライディングポジションは人間工学に基づいた設計で、燃料タンクはスタンディングポジションでのニーグリップも考慮した形状となっています。車体色は、Base(グラファイト/レッド、グラファイト/ブルー、グラファイト/イエロー)、Mid(ブレイジングブラック、スカイラインブルー)、Premium(ホワイトフレーム、シルバースピリット)の3タイプ7種類のバリエーション。消費税10%込みの車両価格はBaseが83万8,200円、Midが84万5,900円、Premiumが85万3,600円。発売は2022年11月1日です。

ロイヤルエンフィールド スクラム411のここがポイント!
  • ● シンプルな構成の車体とレトロなスタイリング
  • ● 7種類のバリエーションから選べる車体カラー
  • ● 市街地も軽快に走れる19インチのフロントホイール

ロイヤルエンフィールド スクラム411のライバルはこれだ!

  • ロイヤルエンフィールド
    ヒマラヤ

    スクラム411のベースとなったアドベンチャースタイルのデュアルパーパスモデル。フロントスクリーンなどを装備。車重199kg、消費税10%込みで77万4,400円~。

  • ハスクバーナ・モーターサイクルズ
    スヴァルトピレン401

    排気量373ccの水冷単気筒エンジンを搭載したスクランブラースタイルのネイキッド。最高出力32kW、燃料を除く車両重量は152kg。消費税10%込みで78万7,000円。

  • ファンティック
    キャバレロ スクランブラー500

    排気量449ccの水冷単気筒エンジンを搭載するスクランブラーモデル。最高出力は40HP(約29.8kW)、燃料を除く車両重量は150kg。消費税10%込みで116万円。


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