【Page3】KAWASAKI GPz400R LIMITED 1987

掲載日:2010年02月12日 特集記事400マルチ、あの時代    

記事提供/2009年4月1日発行 絶版バイクス3
■取材協力/ラッキーウイング

カワサキの独創性はミドルクラスでも開花!!

初の水冷エンジンは過渡期のベストセラー。

空冷4発がよりパワーを求めて水冷化され、より本格的なレーサーレプリカへと変貌を遂げていく80年代半ば。カワサキ発表したGPZ400Rはオールラウンダー的な性格を持ち大ヒットを記録した。

 

空前のバイクブームの中、毎年のようにニューモデルが投入され、その反応を見ながら取捨選択を行った末に「レーサーレプリカブーム」へとたどりついた400マルチ。しかし、その過渡期に空前の大ベストセラーを記録した車両、それがGPz400Rだ。

 

兄貴分である600cc譲りの車体はデザインもウリふたつだが、400ccにはアルミ製「アルクロスフレーム」を採用しており(600はスチールフレーム)、前後16インチのホイールやフロントフォークのアンチノーズダイブ機構など、先進メカニズムを盛り込んでいた。他社が本格的なレーサーレプリカ志向に移行する中で、同モデルは「空前の大ヒット」を盾に(発売初年度に1万8千台登録)カワサキ車のセールスを牽引した。

 

59馬力エンジンのパフォーマンスを考えれば、この車両がパワーウォーズの中心にいたことは明白。しかし、低いシート高や極端に前傾しないポジションは、オールマイティなモデルとして数多くのファンに認められた。「パワー一辺倒だった」と捉えられがちなあの時代だが、結局、ヒットセールスを記録した車両は、ハイパワーと日常の使い勝手の良さを兼ね備えたモデルなのである。

 

初期型のD1、以降D2、D3とマイナーチェンジを重ねるが、一番大きな変更が施されたD4では、エンジン内部パーツの耐久性が向上したほか、足周りやブレーキが強化されている。現在の市場ではD1からD3までが数多いが、熟成が進んだD4は狙い目モデルだろう。当時は羨望のバイクだったGPzだが、400ccカテゴリーということで物件相場はかなりお値打ち。今がチャンスだ!!

 

 

後々登場するレプリカモデルとは明らかに異なったデザイン&ディテイル。まさに過渡期に登場したモデルであり、レーサーレプリカよりもツアラー的な佇まいのマシンだ。

後々登場するレプリカモデルとは明らかに異なったデザイン&ディテイル。まさに過渡期に登場したモデルであり、レーサーレプリカよりもツアラー的な佇まいのマシンだ。

今回撮影にご協力頂いたのは墨田区のラッキーウイング。GPz-R系も得意とするが、他にもカタナを含む4発GSX、エリミシリーズにも深いノウハウを持っている。同店のウリは極上中古車両がビックリするほどのお手ごろ価格で販売されている点だ。良い車両が集まるだけに、在庫車の回転はかなり早い。頻繁に更新される在庫車情報は要チェックだ。

今回撮影にご協力頂いたのは墨田区のラッキーウイング。GPz-R系も得意とするが、他にもカタナを含む4発GSX、エリミシリーズにも深いノウハウを持っている。同店のウリは極上中古車両がビックリするほどのお手ごろ価格で販売されている点だ。良い車両が集まるだけに、在庫車の回転はかなり早い。頻繁に更新される在庫車情報は要チェックだ。

 

KAWASAKI GPz400R LIMITED 1987 Detail Check!




 

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