【Page6】プロショップに聞く流行と製作のコツ!! by AFG MOTO

掲載日:2010年02月05日 特集記事バイナル&LEDを装着せよ    

記事提供/2009年10月1日発行 月刊ロードライダー 10月号


どんなバイクを作るにも、その道の“プロ”に話を聞くのは重要なことだ。前ページのような、ファンタスティックな車両を製作した、その道のプロに製作のコツを教わった!

Q1 お値段は?

ウチの場合は、単色の張り込みは6万円~という料金設定になっています。これは工賃込みです。車体の印象が大きく変わることを考えると、塗装よりかはリーズナブルな値段で施工できるんじゃないでしょうか

 

Q2 1台の作業で何日預ける?

1台丸ごと施工するとしても、作業は1日~1日半ぐらいで終わりますから、通常ならば車両を一泊お預かりで済むと思います。これは乾燥させる時間も込みなので、車両を引き取りに来てそのまま乗って帰れます

 

Q3 車両を作る時のポイントは?

必ず全体や左右のバランスを見ながら作業することです。いっぺんに何人かで作業できれば楽なんですが、左右のバランスを見るためにも、ひとりで確認しながら施工していくようにしています

 

Q4 プリントデカールってどんな素材なの?

バイナル=ビニールですが、その素材はもちろんビニールです。現在はカラーもたくさんあるし、マットな質感のものと従来のツヤが出るモノなどがあり、その種類は様々ですよ

 

Q5 最近のオススメバイナルって何?

イチオシはラッピングですね! 従来のようにベース色を塗装してデカールで模様を貼るのではなく、デカールに柄をプリントして車両のパーツを覆ってしまう方法です。塗装をする手間が省けるのです

 

Q6 オーダーの時はどうしたらいいの?

デカールの色見本や、デザインのパターンファイルが用意してあるので、その中から好みの柄を選んでもらって、基本のスタイルを決めていきます。その他のバイナルや、まるごとお任せもOKです

 

 

例えばヘルメットとバイクをおそろいでなんてこともOK

AFG MOTOはバイク専門のバイナルグラフィックであるとともに、ICON MOTOSPORTSの日本正規総輸入販売元も勤める。グラフィックにもICONのモチーフが多数採用されている

バランス感覚を大切にグラフィックを貼り込む

個人の趣味から始まり、車のバイナルグラフィック施工店勤め、そしてバイク専門のバイナルグラフィック店のAFG MOTOをオープン。代表取締役・濱野さんのバイナル歴は長く、高い技術と経験の豊富さでユーザーの信頼を集めている。

 

AFGではアメリカのライディングギアブランドICONの日本正規総輸入販売元も勤める。その経緯からICONのデザインをバイナルに取り入れる提案が行われている。

 

「ICONのヘルメットとお揃いのバイナルを車両にいれて、トータルでコーディネイトする、というパターンもウチでは多いですよ。せっかくICONとのつながりがあるわけですから、それを活かした提案も広げていきたいですね」(AFG MOTO・代表取締役・濱野さん)

 

そんな濱野さんがバイナルグラフィックを施すときに、こだわりを見せるのは『バランス』だという。

 

「デザインするときから、その車両に対して、どの位置にバイナルを入れるか、そのバランスは大切にしています。でもそれだけでなく、実際に貼るときが重要。小さなロゴひとつでも、あった方が良いのかどうか考えます。少しでもおかしいならば、いっそない方がカッコイイこともありますから」(同)

 

そういった、バランス感覚の高さが、AFGが製作するバイナルの人気が高い理由のひとつだろう。

 

最後に上にも記した印象深いコメントをもう一度伝えておきたい。

 

「どうせバイクに乗るなら楽しく乗ろう! 街でも楽しく」(同)

 

こういう気持ちを持つ人が製作したバイナルグラフィックを纏えば、もっともっと楽しいバイクライフを送れるような気がしてくる。

バイナルで最も重要なのはバランス、という濱野氏。熱心にステッカーの位置を検討中

 

濱野氏オススメのラッピング加工は一見塗装のようにキレイに内側まで張り込みされている

 

イラストのようなバイナルも製作が可能

 

AFG MOTO [TEL]042-505-8275 〒208-0035 東京都武蔵村山市中原2-49-21

 

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