掲載日:2012年12月28日 トピックス
写真・文/HIRO(有森弘忠)
突然の電話だった。それは、ライダーハウス・ドリームのオーナー坂本さんからの電話で、一言、「紹介したい女性がいるので期待してスグに来て下さい!」。自信満々かつ多くを語らずに電話は一方的に切られ、慌てて待ち合わせ場所のオシャレなカフェへ行くことに。
表にはTZR125などの古めかしいバイクが並び、その店から跳ねるように元気よく出てきたのが、今回紹介する若干21歳のミユキさんである。その元気の良さと、スタイルの細さに驚いていたが、彼女の車両を見て更にビックリさせられた。ミユキさんが選んだのは、国内でレース全盛期に登場したホンダのトライアル車「イーハトーブ」。店の裏から軽快なサウンドを響かせながら、しかし免許取りたてと言わんばかりの若干フラフラとしたライディングで、愛車を自慢げに見せてくれた。
彼女にとって、そもそもバイクはカッコイイ程度でしかなかったそうだ。だけど、彼女が働くカフェオーナーの影響で古いバイクに興味を持ち始め、気付けば普通の女の子が選ばないようなバイクを好むようになっていったと言う。
「バイクでファッションを縛られたくなかったので、どんなスタイルでも街に合うバイクっていうので悩みに悩んだ結果、今のバイクにしました。オリジナルで文句のつけようがないほどカワイイのでそのまま乗ってます!」
ちなみに今は大型免許の取得を検討中で、それを聞いてお決まりなのだが「次の車両は?」と訊ねてみた。すると、「ブロロロロ~♪ って重低音のバイクです」と、具体的なモデルはまだ決まっていない様子。そんな彼女を目当てに、今日もたくさんのバイク乗りがカフェへと集まっているのは間違いない(笑)。
チョッパーカスタムで流用されることが多いTLタンクはシャープなラインとネックの立ち上がりが特徴的。
山に街に快適な乗り心地を実現したセミエアサスペンション。
前型式よりCDIやクランクケースが強化されたエンジンは125ccながら力強い走りが楽しめる。
可愛らしいボッテリとしたウインカーと、テールランプはミユキさん一番のお気に入りポイント。
ハードな印象に見えがちなレザージャケットもインナーにポップなネルシャツを合わす事でフェミニンに演出。
友人からのプレゼントだと言うスカルネックレスは「男避け」なんだとか(笑)。
カーゴパンツタイプのタイトなスキニーで自慢の細さを強調(!?)。
ステップとシフトペグの間が狭いため、つま先が細めのブーツを愛用。
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