ベータ RE4T 125
ベータ RE4T 125

ベータ RE4T 125 – コミュータ的性格を持ったフルサイズ125ccオフモデル

掲載日:2014年05月21日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/三上 勝久  ライダー/大川原 潤(エンデューロIAライダー)

ベータ RE4T 125の試乗インプレッション

ベータ RE4T 125の画像

セル付きで始動に不安なし
汎用性高い125ccエンジンの実力

エンジンのトルク感、パワー感は言うまでもなくRRとまったく同じだ。始動もセルが装備されているので気軽にエンジンをオンオフできる。万が一のバッテリー上がりに備えてキックペダルも備えているのが嬉しい。

4ストローク125ccのパワーとトルクは決して太いものではないが、オフロード入門用バイクであるヤマハTT-R125と同じエンジンだけあって、トラクション感覚が実にいい。それなので、荒れた路面でもラインをしっかり選んで確実に走ることができる。オフロードをこれから始めたい、再開したいというライダーにはもちろん、今乗っている250ccのトレールバイクなどを重い、扱いにくいと思っているライダーにもお薦めできる。

ベータ RE4T 125の画像

安全に走れる車体特性
街乗りオフロード車としても優秀

さすがにウオッシュボードやジャンプになるとリンクレスのサスが簡単に底付きしてしまうが、逆にそれが「セーフティマージンはここまでだよ」、と教えてくれるメリットにもなっている。底付きしてもいきなり危険な挙動が出るわけではないのもいいところ。入門者向けのエンデューロに出るにも十分な性能を持っていると言える。

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オフロードでは、バイク自体のパワーや性能の高さよりも、本来バイクが持っている性能を引き出せるかどうかがキーになるし、楽しいか楽しくないかの分かれ道でもある。このREであれば、さほどうまくないライダーでも性能を引き出して走る楽しさが味わえる。ぜひ一度体験してもらいたい一台だ。

もちろん、燃費の良さと扱いやすさを生かしてコミューターとして使用するのもお勧め。舗装路でも快適な乗り味でツーリングを楽しませてくれるだろう。ライバル不在と言えるほどお手ごろな価格も魅力だ。

ベータ RE4T 125の詳細写真は次ページにて

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