掲載日:2010年02月17日 特集記事 › 旅とアソビの250トレール
2009年1月1日発行 月刊ガルル No.273より記事提供
WRのすごさを痛感しながらも、「X Rに惚れ直した」っていうのが今回の率直な感想。なんだかんだと林道では乗り慣れたXRがいちばんスムーズに走れたし。KLXのハンドリングは自分の好みには合わなかった。それよりもセローのコンパクトさだとか、ハンドリングの軽さの方が魅力的。ポジションのキツさを差し引いてもこの順番かな。
高速道路や林道での安定感が好印象なので、KLXがいちばん。「旅バイク」っていう感じが強いのがよかった。WRはパフォーマンスがいいんだけど、その分、旅フィーリングに欠けちゃう。自分の楽しみ方としてはセローが合っているけど、今回のようなツーリングなら、コンパクトさよりも大きいことが生む安定感をとりたい。
かつてKLX250SRに乗っていた自分にとって、KLXの進化はすごく喜ばしいものだった。WRほどのハイスペックが林道ツーリングで必要なのか? と思わせるほどに気に入った。これからの「250トレールのスタンダード」と言っても過言じゃないと思う。WRやセローのように「抜き出た何か」がないところが「旅バイク」的でいい。
パフォーマンスをフルに発揮できなくとも、もしくはしなくても、WRは十分に楽しい。高性能が生む余裕は疲れにくくて走り続けられる。2位のセローは、0?100km/hまでの幅広いパフォーマンスに驚いたから。これこそジャンルを超えた「セローというバイク」だと思う。同じようにXRにも、そのジャンルを超えた何かが残っている。
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