【ヤマハ】初代から最終型まで! 開発秘話と共に送る「セロー250 ファイナルエディション」メディア撮影会レポート

掲載日:2019年12月19日 フォトTOPICS    

取材協力/ヤマハ
写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部

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愛すべきマウンテントレール
セロー250のファイナルエディション

2019年12月13日(金)、千葉県夷隅郡にあるグランピング・キャンプ場のREWILDでヤマハ・セロー250 ファイナルエディション(SEROW250 FINAL EDITION)のメディア向け撮影会が行われた。

セローといえば、つい先日ヤマハから2020年1月15日(水)発売の「セロー250 ファイナルエディション」で国内向けラインナップのセロー250については生産を終了するとアナウンスがあったばかり。1985年の発売から長きにわたり愛されている車両で2020年には35周年を迎えることを思うと驚きのニュースだった。

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残念に思っているライダーも多そうだが、だからこそ「あの時にセローを買っておけばよかった!!!」と後悔がないように、ファイナルエディションをじっくり紹介する。また、今回の撮影会では1985年に発売となった初期型セロー225も会場に展示、さらにはファイナルエディションに関わった開発陣が興味深い話を披露してくれた。こちらの内容も併せてお届けしよう。

カラーは初代の赤と緑を採用
懐かしさと特別感を感じさせるバイクに

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今回の撮影会には1985年に発売された初代セロー225も展示された。その理由は至極簡単で、セローというバイクは1985年に発売となってから、基本のコンセプトを大きく変えることなく愛され続けてきた車両なのだ。時代や規制に合わせた変更、またコンセプトに見合った機能や快適・安全性の強化といったことはしっかり行われているが、発売当初からマウンテントレールという独自の世界観を大切に、街を走り、山を登り、それでいて乗りやすく操って楽しいといった方向性にぶれが無い。ファイナルエディションを語るならその根幹となっている初代も一緒に……といったところではないだろうか。

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また、1時間ほど行われた説明会では1985年の発売時から行われたデザインや機能の変更や2005年に行われたモデルチェンジの内容も説明された。その上でファイナルエディションのデザインコンセプトが発表。

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ファイナルエディションのデザインコンセプトは「原点回帰」初代の懐かしさを感じさせつつ、今の時代感と合わせた車両に仕上げたとのこと。そのため二輪二足でマルチにつかえる、優しく、愛らしく、頼りになるといったキャラクターはそのまま活かされている。では、詳細を写真と共に見ていこう。

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セロー250 ファイナルエディションのカラーラインナップは、初代のセロー225を彷彿とさせる「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)」と「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)」の2色が用意される。上の写真は「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)」。

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「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)」。2018年に発売されたセロー250はブラックのフレームだが、ファイナルエディションはカラーフレームを採用している。

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グラフィックやカラーリングの変更が主のため、車格や機能性はこれまでと同様だ。全長2,100mm・全幅805mm・全高1,160mmでシート高は830mm。足つきが良く、転びそうになったら足をついてフォローが可能な乗りやすさも変わらない。価格は58万8,500円(税10%込み)

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XT200をベースに今後のオフロードを考え完成した初代のセロー225。「SEROW=カモシカ」がタンクに描かれている。ライトも角目でスタックバーも角形。

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ファイナルエディションにはタンクに初代セローと同様の立体エンブレムがあしらわれており高級感を出している。

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フレームも初代に合わせてカラーフレームを復活。非常に困難な工程だったが、セローファンに感謝を込めて妥協せず美しい色が出るように工夫がなされた。

購入者は全体の4割!!
ツーリングセローもファイナルエディションに

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セロー250にツーリングに適したアイテムを装備したツーリングセローにもファイナルエディションバージョンが登場する。現在、ツーリングセローはセロー250購入者の4割を占めており、大人気のアクセサリーパッケージだけに嬉しいニュースだ。

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アクセサリーセットの内容はアドベンチャースクリーン、アドベンチャーリアキャリア、ハンドルガード、アルミアンダーガードで、これらを装備したツーリングセローのファイナルエディションは64万4,600円(税10%込み)となっている。

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ファイナルエディションのアクセサリーパッケージ「ツーリングセロー」。上の写真は「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/レッド)」。

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「パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)」。

セロー250 ファイナルエディションの
動画やキャンペーンも要チェック!

2020年1月15日のセロー250 ファイナルエディション発売に向けて、プロモーションムービーの公開やキャンペーンの情報などがすでに入ってきている。まとめてお知らせするので、こちらもチェックしてみよう。

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今回、初代からファイナルエディションまで様々な話を聞かせてくれたヤマハ発動機の皆さん。左から、PF車両開発統括部ST開発部ST設計Grの橋本貴之さん、プランニングデザイン部プランニング部1Grの太田晴美さん、MC戦略統括部商品戦略部商品企画1Grの松田克彦さん。下記の動画ではここでは語られていないセロー250 ファイナルエディションの開発秘話なども語られているので、そちらもチェックしてみよう。

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写真の「セロー250 ファイナルエディションロゴ入りオリジナルウッドマグ」がもらえる『SEROW250 FINAL EDITION -Thanks for the SEROW-「Take a break」キャンペーン』が2020年1月15日(水)のセロー250 ファイナルエディション発売と共に実施される。詳細は以下のリンクから。

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「ヤマハ バイクレンタル」ではキャンプ用品のレンタルもトライアル中。セロー250 ファイナルエディションも販売開始後ならばレンタル車両のラインナップに加わるので、キャンプ用品も一緒に借りてキャンツーへ行くのも楽しそうだ。

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