掲載日:2010年01月29日 特集記事 › ビンテージトレール入門
記事提供/2009年6月1日発行 絶版バイクス1
VMXイベント素晴らしい走りを見せるマシンたち。ここでは魅力溢れる現役VMXマシンを紹介しよう。
デザイン的に凝っているわけではないが
なぜか惹かれるスタイリング
まさに若草色、という表現が良く似合うF81M。F81Mは、70年に発表されたカワサキの市販トレールである250TR(F8バイソン)のモトクロッサーバージョン。外観は市販車のF8そのものにも見えるが、チャンバーやフェンダーなど細部が異なる。
60年代後半、カワサキはB8Mなど「赤タンク軍団」で黎明期のMX界を席巻したが、70年代に入るとヤマハとスズキの台頭により、苦しい時代が続く。このF81Mも思うような好成績を残すことはできなかった。
レースでの成績同様、デザイン的に見ても同年代のヤマハやスズキと比べると見劣りしてしまうのは確か。しかし、その佇まいに不思議と心を惹かれてしまうのは、‘カワサキグリーン’のなせる業なのかもしれない。
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