掲載日:2010年01月29日 特集記事 › ビンテージトレール入門
記事提供/2009年6月1日発行 絶版バイクス1
市販トレール車があっという間にモトクロッサーに!? 60年代後半から70年代前半のトレール車の場合、「キットパーツ」と呼ばれるスペシャルパーツを組み込むことで、街乗りトレール車を容易にモトクロッサーへと変身させることができる。レーサーが高価な時代、多くのライダーがそうやってモトクロスを楽しんでいた。まさに当時流のスタイル。
この?型TS250は、当時の社外パーツを利用して、組み上げられたもの。先に紹介したDT-1改とは違って、当時のプライベーター的な雰囲気に溢れたマシンである。純正キットパーツに拘らずとも、大事なツボさえ押さえていれば、野暮なスタイルでもカッコ良く変身できてしまうのだ。 |
| こちらは「変身前」のハスラー。貴重な初期型だ。T500などと同様の馬蹄型のヘッドライト、エッヂの効いたタンクデザイン、豪快なアップフェンダーなどスズキの意気込みが伝わるつくり。しかしDT-1と同じくフロント19インチが作り出すスタイルは、どこかのどかな雰囲気も漂わせている。 |
フロントフェンダー、リアフェンダーは共に当時のFRP製の社外品に換装。光が透けるほど薄い。