カブ生活

ゆるカブ第百八十三回「CT125で八ヶ岳の名水を汲む」

掲載日:2022年09月25日 原付漫遊記松本よしえのゆるカブdays    

え・文・写真/松本よしえ

ゆるカブ第百八十三回「CT125で八ヶ岳の名水を汲む」メイン画像

ここは長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳の西麓約1600mにある湧水「阿弥陀聖水」です。ひとたびCTのエンジンを切れば水が流れる音と小鳥の声が聞こえるだけ。マイナスイオンたっぷり、ひんやりとした山の空気が心地よいです。

標高1600m、水際までCTで行ける八ヶ岳の湧水

八ヶ岳は天然水の宝庫。一年中枯れることのない湧水スポットがあちこちにあって山のカブ小屋へ行くときはお世話になります。なかでも阿弥陀岳の登山道近くにある「阿弥陀聖水」はカブで水際まで行けるのがありがたい。登山者はもちろん、地元の方や別荘族もわざわざ水を汲みにやってくる人気の湧水スポットです。

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阿弥陀岳へ向かう登山道の入口「舟山十字路」界わいです。登山者はこの入口の手前(車用の駐車スペースあり)に車やバイクを置いて山へ。登山届け用の黄色いポストには"クマ出没"の注意喚起が書かれています。名水は分岐から標識に添って林道を進みます。

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舟山十字路の分岐から林道を300mほど走ると左手に水場「阿弥陀聖水」が現れます。途中は走りやすいダートですが車一台分の道幅なのですれ違いに注意。車の気配がなければササッと走り切ってしまいましょう。

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冷たくて美味しい水です。持参したエバニュー(2L)の折り畳み水筒「ウォーターキャリー」にたっぷり汲むとすぐに汗をかき始めました。

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マイナスイオンが満ちた山中の水場はとても気持ちいいです。水場の前は車がUターンできるほどの広さがあるのでCTならば駐輪しても安心。山中を散策中、真っ赤に紅葉した葉を拾いました。八ヶ岳の秋は駆け足で進みます。

八ヶ岳を初めて訪れたのは40年近く前。青空にくっきりと稜線を描く山々の美しさと豊かな天然水にやられました。水はそのまま飲んでもおいしいのですが、いつも飲んでいる珈琲の味がまったく別物に感じるほどで驚きました。以来、旅先で汲む名水で抹茶を点てたり料理をしたりと、楽しい天然水の経験をしています。八ヶ岳に限らず、日本は清らかな天然水がかんたんに汲めて飲めるすばらしい国です。カブで出かけるときにマイボトルや折り畳み水筒を持っていれば気軽に名水探索ができますよ。

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