掲載日:2011年06月08日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
ベンリイCB50は、低中速でも扱いやすい動力性能をそなえ、親しみやすいスタイリングを持った軽量級のスーパースポーツです。ホンダのスーパースポーツ、CBシリーズの最小モデルとして1971年6月に発売となりました。その当時の価格は7万5000円です。
このモデルの特徴はまず、50ccスーパースポーツのために設計したエンジンと、それに合わせて作った軽量で剛性の高いダイヤモンド型パイプフレームです。インストルメントには、スポーツ走行に欠かせないタコメーターを装備し、マフラーはスポーツライクなイメージを強調したメガホンタイプを採用。ハンドルは扱いやすいセミアップタイプで、シートとの兼ね合いも良く優れたライディングポジションが得られました。また、ギアが入っていても、クラッチを切ればすぐエンジンがかけられるプライマリーキック機構を採用していました。
安全性の面では、ヘルメットホルダーをCB500に次いで採用。車両から離れるときにヘルメットを持ち歩くわずらわしさがなく、積極的にヘルメットを着用できるようになりました。また、スピードメーターは30km/h以上を赤色表示にし、ライダーに速度超過の注意をうながします。タンクには、ヘルメット着用の標語などを記した安全運転のラベルを張り付けました。
1973年5月にはメカニカルディスクブレーキを採用し、高速での安全性を計るとともに商品性の向上を図ったベンリイCB50JXを発売しました。それと同時に、フロントがドラムブレーキのベンリイCB50もタンク形状を変更し、テールカウル付きのスポーツライクなデザインとなりました。
その後ベンリイCB50JXは、1976年2月にモデルチェンジを行います。外装の各部は大幅に変更し、エンジンも全面的に改良を加えて最高出力は従来モデルの6psから6.3psへと向上しました。さらに1980年2月には、フロントブレーキがメカニカルディスクから油圧式ディスクへと進化したCB50Sが登場しました。
ダブルクレードルのフレームに、空冷2ストロークエンジンを搭載するスポーツバイク。フロントブレーキには油圧式のディスクを採用。最高出力は6.3ps、1974年3月発売。
空冷2ストロークエンジンを搭載するスポーツバイク。ミッションは6速、フロントにディスクブレーキ、リアにはユニトラックサスペンションを採用。最高出力は7.2ps。
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