ヤマハ RZ50

掲載日:2011年04月15日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

ヤマハ RZ50の画像
YAMAHA RZ50

レトロなデザインの
ネイキッドスポーツ

1998年発売のRZ50は、水冷の2ストロークエンジンを搭載するスポーツバイクです。70年代の市販レーサーを思わせる燃料タンクやシート形状、スポークホイールの採用など、外観デザインはレトロ感を意識しています。また発売当時のトレンドを反映して、スポーツバイクでありながら、あえてカウリングのないネイキッドスタイルを取り入れています。

エンジンは水冷2ストローク、クランク室リードバルブの単気筒です。これはTZR50RやTZM50Rに搭載されるものと同タイプのエンジンで、最高出力は7.2psを発生します。

フレームはセミダブルクレードルタイプで、ホイールとタイヤはフロント、リアともに17インチ、フロントフォークは27mm径のインナーチューブを採用しています。フロントブレーキには、パッドに掛かる面圧の均一化で制動フィーリングを良くする異径2ポットキャリパーを装備。さらに、熱ダレによる性能変化の少ないビルシュタイン型ショックユニットをリヤのモノクロスサスペンションに組み込むなど、優れた走行性能を実現しています。そのほか、シートカウルにはU字ロックの収納スペースを用意、燃料タンクは10Lの大容量を確保、タンクキャップはエアプレーンタイプを採用、メーターパネルは、タコメーター付きの2連タイプとするなど、装備面もこだわっています。

1998年の発売時に用意された車体カラーは、ホワイトとブラックの2タイプでしたが、2000年モデルより白地にレッドのストロボパターンと、青地にホワイトのストロボパターンの2タイプに変更。同時に排出ガス中の未燃焼ガスを再燃焼するエアインダクションシステム、排出ガスを浄化するキャタリストチューブの採用で、排出ガス規制への適合化を図りました。2005年モデルでは、車体カラーの変更のみが行われ、青地にホワイトの新グラフィックと、ブラック単色の2タイプとなりました。

ヤマハ RZ50のここがポイント!
  • ● 往年のレーサーを彷彿とさせるデザイン
  • ● 2ストロークならではの心地良い加速感

ヤマハ RZ50のライバルはこれだ!

  • スズキ
    GS50

    大型バイクのデザイン要素を取り入れた、入門者向けのスポーツバイク。エンジンは空冷4ストロークの単気筒で、最高出力は3.7kW。ミッションは5速、ホイールは14インチ。

  • ホンダ
    ドリーム50

    60年代の市販レーサーCR110を彷彿とさせるデザインの50ccスポーツバイク。1万回転を越える高回転までストレスなく吹け上がるDOHC4バルブエンジンを搭載する。

  • ヤマハ
    YB-1

    ビジネスバイクのYB50をベースとするスポーツバイク。レトロ感覚の外観と、ゆったりと乗れる車体サイズが特徴。エンジンは空冷の2ストロークで、最高出力は3.4kW。

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