掲載日:2019年12月01日 原付漫遊記 › 松本よしえのゆるカブdays
え・文・写真/松本よしえ
下館西中学校の近くにある「盛●軒」さん。老舗の「盛昭軒」で修業されたご主人一家が営む店として地元では有名店。店名公表は辞退されたため写真にもボカシを入れました。
茨城県筑西市のソウルフード「下館ラーメン」はコクのある醤油味の鶏ガラスープに鶏肉のチャーシューが載った中華そば。戦後しばらくして商業で発展した下館は忙しい商人の食事としてラーメンが重宝され出前文化が根付いたと聞きました。
ドンブリを飾るチャーシューは豚より安くて身近だった鶏肉が使われ、現在の「下館ラーメン」となったそうです。でね、当時から出前といえばやはりスーパーカブが使われておりまして、令和の現在も下館ではラーメンを配達するカブが元気に走り回っております。お店の前に停まっているカブを眺めつつ、美味しいラーメンを食べるのはいかがでしょう。
この店の出前号は左側に出前機のついた50カスタム。看板の「出前迅速」に偽りなし! いつでも飛び出せる臨戦態勢で店前に駐輪しています。クリアの風防とハンドルカバーは実用車としてのお約束ですね。
600円って安くない? ポップに「昔の味」とある通り、懐かしい醤油味の中華そばです。
このお店の個人的なお薦めは「ワンタンメン」700円です。ツルツルのワンタンがコクのある醤油スープによく似合う。これに鶏チャーシューをトッピングしたら完璧!
以前から食べてみたかった「タンメン」700円も。野菜シャキシャキでタンメン好きにはたまらない。ナルトに昭和を感じます。
羽カブ号を挟んでお店の若主人にご挨拶。取材OKなのだけど店名明記だけ辞退されたところにおくゆかしさを感じます。気になる方は記事をヒントに調べてみてね。すぐ見つかるはず!
下館界わいには「下館ラーメン」のお店が十数軒点在します。庶民的な値段だし食べ歩きマップもあります。昭和レトロな街並みを出前のカブが走る姿にカブ好きは萌えますよ。
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