

掲載日:2014年02月27日 試乗インプレ・レビュー
取材・撮影・文/淺倉 恵介
カワサキの国内仕様車ラインナップで、ミドルクラスを担うツインスポーツの『ニンジャ400』が、兄弟車である輸出専用モデル『ER-6f』のモデルチェンジに合わせてフルモデルチェンジを果たした。
エンジンの基本設計に変更は無いが、車体は大きくリニューアル。特徴的なダブルパイプペリメーターフレームが新たな走りを予感させる。また、エクステリアも一新。フロントマスクはシリーズのフラッグシップモデルである『ニンジャ1000』、先行してモデルチェンジを済ませた末弟の『ニンジャ250』とイメージを共有。よりシャープになった精悍な顔付は、実にスタイリッシュな仕上がりとなっている。
新型ニンジャ400で最大のエポックは、完全新設計のフレームだ。先代モデルまでは、ダイヤモンドフレーム的な形状を持たされた、スチールパイプ製のトレリスフレームを採用しており、そのフレームがニンジャ400のベースモデルであるER-6系の特徴でもあったのだが、新型では完全新設計の形状が異なるフレームとなった。
“ダブルパイプペリメーターフレーム”と名付けられた新フレームは、その名が示す通り2本の高張力鋼管を並行に配置し、現代のスポーツバイクでは主流となっているペリメーターフレームを構築したもの。新フレームに合わせて、車体全体の剛性バランスを見直し、軽快でライダーフレンドリーなハンドリングを実現したとのこと。また、この幅が狭いフレームの採用により、車体の更なるスリム化を実現。取り回し性を向上させている。
スイングアームはメインフレーム同様、2本のパイプによって構成されており、スイングアーム、リアショックユニット、フレームのメインパイプが一直線に並ぶよう配置されたデザインワークは、ニンジャ400のルックス上のアピールポイントにもなっている。
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