掲載日:2017年03月14日 取材で見つけた旧車バイク紹介
記事提供/Zeppanバイクス編集部 取材協力/エフ・オート
※この記事はモト・メンテナンス別冊『Zeppan BIKES 21号』の『物件通信』を再編集したものです
直線基調のスタイルとビキニカウルの姿で、1977年にデビューしたのがメーカー純正カフェレーサーZ1-Rである。しかし13リッターしか容量のない燃料タンク、高速安定性に欠けたフロント18インチのハンドリングなど少なからず酷評を受ける結果となった。
そこで翌年に改良版として登場したのがZ1-RⅡである。初代とは違い、エンジン、フレームがMk-2ベースとなった他、フロント19インチホイール、燃料タンクの大容量化など初代からフルモデルチェンジに近いほどの改良が加えられたのだった。
しかし、セールスは奮わなかったため、現在の絶版車シーンでは滅多に見ることができない超レアモデルとなっている。エフ・オートに入荷したのが非常に珍しいそのZ1-RⅡである。エンジン載せ替え無しの良質車で外装のコンディションも良好な注目の一台だ
純正キャブレターからCRキャブに換装済み。補修部品の供給についても心配も無く末永く使うことができる。純正よりもパワフルかつスムーズなスロットルレスポンスを実現するはずだ。CRが今のキャブ換装の主流と言えるだろう。
角Zスタイルに良く似合う定番のカーカーのブラックメガホン集合管を装着済み。大きな錆や傷も無く程度は良好だ。
カスタムシートは純正シートより良好なホールド性を発揮してくれそうだ。有名なZ専門店の商品で、フォルムもZ1-Rのスタイリングに良く似合っている。
スピード&タコメーターだけでなく、燃料計、電圧計など計器類が大きなビキニカウル内にマウントされる。Z1-Rだけが見せる個性的な眺めである。樹脂パネルの割れも見られず、程度は良好だ。
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