UENO R&D×OWNER SPL. CB900F(ホンダ CB900F)

掲載日:2019年12月15日 プロが造るカスタム    

取材協力/ウエノR&D TEL 0952-68-2666
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。

UENO R&D×OWNER SPL. CB900F(ホンダ CB900F)のカスタム画像
UENO R&D×OWNER SPL. CB900F(HONDA CB900F)

過去のノウハウ&パーツを
最大限利用しつつ楽しむ

日常整備、各部分解から始まり、パーツ探し&ストック保管、各種チューニング、そしてエンジン換装などの重整備。プライベーターと呼ばれる人のたどってきた道筋を聞いてみると、大体こんな感じであることが多い。

ハマる理由は人それぞれだが、CB-F系など空冷エンジン搭載車の場合、その間口はやや広いように思える。キャブレターや電気系ほか、そうしたところに手が届きやすいなど構造がシンプルなこと。作業を繰り返すうちにメカや流用にも詳しくなり、スキルも上がることなど。このCBも、そんなプライベーターのオーナーが組んだものだ。

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「750Fベースの823cc改に始まり、900F →985cc改ときて、現在は1100Fエンジンを積んでます。ユニット自体はウィズミーの組んだ車両から降ろしたものをオークションで落札、内燃機のチェックのみ、ウエノR&Dの上野さんにお願いしました。ポリシーはCB-F改であまり使わないパーツを使うことと、ケツ上げルック。この外観で走らせても速い、というのがこだわりです。あとはバフ加工ですか(笑)。付いている光りモノパーツは、大体自分でバフ仕上げしたものですね」

F用パーツのストックも膨大で、現在もう1台750Fを製作中とのこと。オーナーによれば「乗るのが楽しすぎて作業がなかなか進まないのが悩み」とか。

刻々仕様が変わり、ストックしたパーツはいずれ活用される。乗る、整備する、イジる。バイクのすべてが楽しめるわけで、だからプライベーターはやめられないのだ。

詳細写真

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フォークはXJR用オーリンズ正立φ43mmでステムはオービッグ製。ベースは1982年式900FBで前後アクスルシャフト、ピボットシャフトはクロモリ製に交換されている。速度計はCBX流用で240km/hスケールに、回転計は正確さ重視でピボット製電気式に変更。

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シートはコルビン製のセミシングルタイプ。

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エンジンは1983年式1100Fでヨシムラカム、FCRφ37mm、オートマジック製エキパイ+ナイトロレーシング製サイレンサーなどを組む。

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撮影時ホイールはYZF-R1純正の3.50-17/6.00-17だったが、こちらも現在はマルケジーニ製M7R(ゴールド)に変更済み。リアアームはスタイルK改。

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