掲載日:2019年12月08日 プロが造るカスタム
取材協力/ドレミコレクション TEL 086-456-4004記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
Z900RSは2017年10月の東京モーターショーでデビュー(世界初披露)したのだが、この時に「Z900RSカスタムプロジェクト」として、3社による3台のカスタム車も同時に披露された。
そのうちの1台を製作したのがドレミコレクションだった。前後17インチのSTDに対して前後18インチのモーリス・マグホイールを履かせ、4-1EXに対して4本出し、ダウンチューブ風に見えるエンジンガードを追加し、短めのテールカバーもあえて伸ばすなど、その出で立ちは1970年代AMAスーパーバイクを走ったZ1。Zを良く知るドレミの、Z900RSへの提案でもあった。
「それが会場でも非常に好評だったんですが、同時に『角タンクはやらないんですか』という問い合わせもものすごく多かったんです(笑)」。そう語る同店代表・武さん。
その要望に応えるべく2018年の東京モーターサイクルショーでデビューしたのが、この“MkIIスタイル"だ。外装はそのMkII/Z750FX形状でインナータンク式。また、サイドビューを見ると右横にスーパーチャージャーが装着されていることに気づく。これはMSセーリングがニンジャH2発売以前から開発を進めてきたもので、全域に渡ってひと回り上のパワーを感じられるセッティングになっているという。
ショーモデルという位置づけだったが、ドレミでは市販に向けた開発を鋭意進めているとのこと。角タンクと相まって現代のZ1R-TC的にも思えるこの車両、今後の展開に期待したい。