掲載日:2019年06月16日 プロが造るカスタム
取材協力/有田商会(TEL0965-32-2010)記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2018』に掲載された内容を再編集したものです。
2010年に“新しい空冷CB"として登場したCB1100。前後18インチホイールやオーソドックスなスタイル、またスチールパーツを多様しながら乗れば軽い点に惹かれた人も多い。そして、この現行CB1100を初の国産空冷4発モデル、CB750Fourのルックスにしてみたいと思う人はきっと多いだろう。実際そのための外装キットも存在しており、丸型ウインカー、ボディ同色ライトステーなどによって、現代版CB1100Fourと呼びたくなるような完成度の高い作りの車両もあちこちで目にする。
有田商会の手がけたこのCB1100カスタムも基本はその路線なのだが、クラシックテイストに現代のハイテックデザインが盛り込まれているのが大きな特徴だ。「単に750Fourを追いかけただけでは面白くないので、現代風にアップデートされたモダン・ネオクラシック路線を狙いました」と語る同店代表・有田さん。
タンクはホワイトハウス製K10、シートも同店製カスタムシートだが、ヘッドライトは4輪用を加工したプロジェクタータイプ、CB1000SF用ウインカー+クリアレンズなど独自のアレンジが光る。このような灯火類加工、また純正品に色を付けてカスタム感を高めるのは有田商会の得意分野で、それがうまく生きている。
ヴィンテージのデザイン要素を採り入れつつモダンに仕上げる手法はイタリアの2輪、4輪などでもよく目にする。こんなSTDモデルがあってもいいのでは、と思わせる仕上がりぶりだ。
プロジェクターヘッドライトはリング部のみ光るいわゆる「イカリング」仕様。
ミラーはRIZOMA製でレバーは左右ともZETAブラックに変更されている。元々はパニアケース&サイドバッグ、2段スクリーンの完全ツーリング仕様だったが、同店のアレンジによって完全に新しく生まれ変わった。
エンジンはSTDでマフラーをエンデュランス製4本出しに変更するのみ(これは入庫時から)。サブフレームはアクティブ、エンジンガードは純正オプション。現在はFフェンダー、エンジンカバー、フォークボトムケースなどもブラックアウトされている。
シートは有田商会のオリジナルで表皮をスムーズにするなど独自のデザイン。
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