掲載日:2019年04月07日 プロが造るカスタム
取材協力/トレーディングガレージナカガワ記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです。
ZRXの外観を維持しつつ、動力性能と運動性能を極限まで高める』をコンセプトにモディファイされた1台。リアがモノサス化されていることからも分かるように、シャシーはノジマNJ-2がベース。それを元に、さらにトレーディングガレージナカガワ(TGN)がフルに手を入れたわけだ。
「オーナーさんからの希望は、フロントフォークにZX-14用オーリンズ(倒立タイプ)を入れたいということでしたが、その仕様でどうZRX本来のハンドリングを維持するかが、最大の課題でした。バネレート変更、ステムオフセット変更、車体姿勢等々、トータルでチューニングすることで、結果的にノーマルの乗りやすさ、扱いやすさを3まわりくらい嵩上げすることができました。オーナーさんにも満足いただいて、ウチとしても非常にうれしく思っているんですよ(笑)」(代表・中川さん)
エンジンもSTD同寸のJEピストン、ヨシムラST-1カム(WPC処理)、TGNビッグバルブキット(スプリングはダブル仕様)、キャレロコンロッド、STDミッションWPC処理などなど、表面処理、組みの精度など、徹底的にこだわって組み上げられている。ブレーキも大幅アップグレードされており、前後ホイールや燃料タンクなど、車体各部の軽量化もきっちり行われている。
もはやこれ以上イジる部分がないのでは、と思ってしまうが、現在でも各部仕様変更&正常進化は続いているらしい。いったい最終形がどのようなものになるのか、じつに興味深い1台なのである。
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