掲載日:2019年03月03日 プロが造るカスタム
取材協力/エクステンション記事提供/ロードライダー編集部 ※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
「このZ1000R2は、以前作ってサーキットなどで走らせていた車両。オーナーさんにお子さんが生まれて家を建てることになり、ガレージができたのをきっかけに、作り直そうという話になったんです」
そう語るエクステンション代表・荒谷さん。要はガレージに置いて眺めてもサマになるディテールと全体の再仕上げが今回のモディファイのテーマなのだが、この車両、元々の仕様がかなりスゴいのである。
「エンジンはヘッド本体がKR1000(カワサキワークス製耐久レーサー)なんですけど、耐久性の観点からチタンバルブ&リテーナーのみノーマルに変更してます。カムシャフトもKR1000で、点火はツインプラグ。足まわりも以前から組んであるものをベースに街乗りからツーリングまで過不足ないレベルで仕上げました。ひと言で言うと楽しく乗れるってことですかね(笑)」
バッテリーはショーライ製。レギュレーターはリチウムバッテリー用の専用品(エクステンションオリジナル)とし、ヒューズボックス、ハーネス関係もすべて一新。アクスルシャフトはクロモリ、ホイールカラーはすべてジュラルミンと細部の作り込みも完璧で、しかもそのどれもが走りに直結する効果を持っている。
エンジンや足まわりの仕様から判断する限り、荒谷さんの言う「過不足ない走り」というのは、かなりのハイレベル、しかも質も非常に高いことが分かってくる。またオーナーはプロのペインターで、この車両の外装も自身によるものだという。まさに玄人好みのする1台なのだ
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