掲載日:2018年07月01日 プロが造るカスタム
取材協力/エクステンション
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2017』に掲載された内容を再編集したものです
「以前、走行会に通っていたオーナーが足まわりにとてもうるさい(笑)方で、この車両のフロントフォークやリアサスペンションも既存のパーツに手を加えて組んでます。開発テーマは『ツーリングや峠道で楽しく、軽やかに走れる足まわり』なので、長距離ツーリングなんかにも向いてます。ウチで販売しているオリジナル仕様のオーリンズリアショックも、この車両に加えて2台の車両で開発したものなんですよ」(エクステンション代表・荒谷さん)
必要十分なパワーに、バランスよく補強されたフレーム、そして吟味した前後18インチ。エクステンション製Zカスタムの基本は、ここ十年以上まったく変わっていない。といってもすべて同じというわけではなく、素材、加工精度、使用パーツの特性などは進化を続けている。
フロントブレーキはAP製レーシングキャリパー+同マスター+プラスμ製ディスクでサポートは同店製ワンオフ
この車両も、組み上がったのは10年ほど前というが、ホイールやマフラーなど、各部のパーツを変更しつつ現在に至っている。「ホイールはダイマグからテクノマグネシオに変更、カラー類も2017材ですべて作り直しました。エキゾーストもオリジナルのチタン製。表に出ないところでは、バッテリーをアンチグラビティ製リチウムにして、レギュレーターもリチウムに対応したオリジナルに変更してます。この車両でも5年以上使ってますが、その間まったくトラブルなどは出てません」(同)
ビトーKYBフォークもインナースプリングは同店が製作したオリジナル品。乗り味にはオーナーも大満足とのことだが、これだけの手間と技術を投入していると聞けば、思わず納得なのである。
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