掲載日:2018年04月15日 プロが造るカスタム
取材協力/プロヘッド・モーターファクトリー
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2016』に掲載された内容を再編集したものです
この車両は2年ほど前にプロヘッド・モーターファクトリー代表、林田さんが自分用にと入手した北米仕様の後期型CBX改。その後も日々細かな部分の整備、改良を繰り返しているとのことで、ごく最近のバージョンがこちら。
と言っても外観上変わっていると分かるのはハンドルバーくらいで、あとは電装系とフロントフォークまわりなど、機能面のブラッシュアップが中心。その代わり中身はけっこう濃い目となっている。
ベース車両は1981年式CBX
「メインハーネスを社外品に交換して、点火系にもツイントップ製のMSA(マルチ・スパーク・アンプ)を追加。4気筒ツインプラグやダイレクト点火車用に4チャンネルタイプが出たのでテストしました。今は6気筒用も出てますね」(林田さん)
電装系にはウオタニ製SP-Ⅱ、ツイントップ製V-UP16(12→16ボルトの昇圧ユニット)なども組まれている。こうしたパーツの効果を自ら体験・確認しつつ改良を加えていくところなど、いかにもショップオーナー車といった感じだ。
φ39mmの後期純正フォークは以前からシングルレートのオリジナルスプリングが組まれていたが、今回レートを0.05kgアップ(0.8→0.85kg/mm)し、プリロードアジャスターと減衰力を変えるYSS製PDバルブを追加。前後サスペンションのモディファイ、ハンドルバー変更など、スポーツ走行もしっかりこなせる足まわりへと着々と進化を続けている。ついでに言えば純正の前19/後18インチホイールに履くタイヤもラジアルに替わった。足まわりにしても各部パーツにしても、ごっそり換えるだけがカスタムではないのである。
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