掲載日:2016年10月17日 プロが造るカスタム
取材協力/ナップス広島店
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2015』に掲載された内容を再編集したものです
「今のネイキッド、とくにCB-SFあたりだと、どうしてもパーツ換装でキラキラ感が強く出てきてしまいます。パーツ単体はそれでいいんですけど、1台のバイクに装着する際はちょっと渋めと言うか、抑え気味にまとめた方がカッコイイんじゃないか。そんなコンセプトで詰めていったですよ」とこの車両を手がけたナップス広島店の担当、新屋さん。
「それで今回の仕様にするに当たってホイールもアルミ鍛造ポリッシュからブラック仕上げのマグ鍛造品にしていただきましたし、フォークやハンドルバー、エンジンカバー類もマットブラック系としてます。ただ黒系だけにすると落ち着いてしまうので、アクセントになるようなところはシルバーやゴールドで残してます」
そんな工夫はニッケルコートとして光加減を抑えた前後ブレンボキャリパーなども垣間見える。さらにリアキャリパーは上側装着だったものを下付けとし、トルクロッドもワンオフするなど、新屋さんの担当する車両各車に共通するカッコ良さと機能への気配りも同時に施されている。
黒を主体としながらタンクラインを活用した白との切り替え、各部のアクセントカラーとで重さを感じさせない
「パーツもそうでしたが、最大のポイントは外装カラーです。偏光性ラッピングでマットブラック×パールホワイトの白部分がピンク/パープル/ブルーへと切り替わります。ラインも含め相当頑張っていただいた部分で、黒の主張を抑えつつメリハリが出るよう、ここの打ち合わせだけで5時間、300近くの色見本を当てていって決めたんです」(同)
新しいパーツを見ても使っても楽しみたいというオーナー篠原さんの希望に対応するべく新屋さんは思案を常に巡らせている。8耐仕様アルミタンクやビッグラジエーター化も進行中とのことで、渋さを生かし、また違った良さを見せてくれそうだ。
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