掲載日:2016年04月20日 プロが造るカスタム
取材協力/RSカタクラ(片倉オート商会)
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
「このYZF-R1は、今から3~4年前にデモ車として作ったんですよ。ベースは2006年式で、それに各年式のR1パーツやスーパーバイク用パーツなんかを組んで、さらに軽量化、操縦性もとても良くて、じつに楽しいバイクになった。そしたら、それを見たお客さんが、どうしてもほしいって言うわけ(笑)。でも、今見てもなかなかの出来でしょう」(RSカタクラ/代表・川幡さん)
パーツに関しては『当時試してみたいと思ったものや、店にあったものが中心』(川幡さん)というが、その中身はなかなか強烈だ。ホイールはマルケジーニ5R、フォークは2009年式R1をアッセンブリで組み、リアアームはスーパーバイク用、同ショックはオーリンズといった具合。シリンダーヘッドも2007年用ユニットに載せ替えられ、電装系、インジェクター、ECUなども2007年式の純正にそっくりコンバートされている。そして、この外観。
ベースは2006年式。シートレールはアルミプレスタイプに変更し、ここでも軽量化を徹底している
「外装はレース用カーボンケブラーをストリート用にモディファイしてます。タンクも容量22リットルのアルミ品に変更してあるから、軽量化はかなり徹底してますよ。乗って感じる面白さには、この軽さもかなり影響してると思います。やっぱり軽いっていうのはいいことなんですよ」(同)
前述のリアアーム以外は基本的に純正流用(しかも同じR1)と市販パーツをメインに組んでいるのだが、マシン全体から感じられるのはレーサー、それもコンストラクターの手がけたプロトタイプといった雰囲気だったりするところが面白い(ブラック/キャンディレッドのシンプルなカラーもこの印象を強める要因となっている)。これはやはり、長年レースフィールドに身を置く同店ならではの「演出」なのだろう。
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