リモーション CB750F(ホンダ CB750F)

掲載日:2016年02月12日 プロが造るカスタム    

取材協力/リモーション

記事提供/ロードライダー編集部

※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです

リモーション CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像
Remotion CB750F(HONDA CB750F)

16年目を迎えた愛車を
プロの技術でリフレッシュ

このCB-Fのオーナーは、基本的にD.I.Y.で各部のカスタムを楽しみ、入手から約16年に渡ってさまざまな仕様変更を繰り返してきた。ただエンジンに関しては、CB-Fならではの特異な構造に精通したショップに作業を任せたいと考え、近年になってフルオーバーホールをリモーションに依頼している。

「作業依頼のきっかけは、ピストンクリアランスが増えたことによるオイル上がりでしたが、今後のことを考えてオーナーさんと相談した結果、腰下まできっちり手を入れることにしました。750F用のパーツは、今ならまだほとんどが入手できますからね。もちろん、実際のO/H作業では、各部品の重量合わせやクランクシャフトのダイナミックバランス取り、バルブのポリッシュ加工など、ウチ独自のファインチューニングを行っています」(リモーション/担当・菅野さん)

リモーション CB750F(ホンダ CB750F)のカスタム画像

FC用をベースとするパウダーコート仕上げのフレームにはPMCのZ用補強キットを加工して6カ所の補強が追加されている

分解時に入っていたピストンは純正(φ62mm)ではなく、ワイセコφ67.5mmで、スリーブの肉厚も薄くなっていたため、今回はあえてボアダウンとなるφ65mmを選択。同店でもこういうケースは珍しいと言う。

「当初はスリーブを入れ替えてφ67.5mmの新品を使うことも考えましたが、今後のことを考えると、エンジンに負担がかかるモディファイはできるだけ行いたくない。それで、コンディションが良好な中古シリンダーをウチで準備して、ボーリングして使うことにしたんです」(同)

排気量を上げるのでなく、負担を軽くするための縮小という珍しい手法を選択したものの、そんな背景でリモーションが手がけたエンジンにオーナーは大満足。CB-Fの魅力を再認識し、今後もこのモデルに乗り続けることを決意したそうだ。

Remotion CB750F(HONDA CB750F)の詳細は次ページにて

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