掲載日:2015年12月16日 プロが造るカスタム
取材協力/クラスフォーエンジニアリング
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
街乗りとドラッグレース兼用、エンジン本体はノーマルのままでどこまでタイムを追求できるか…。そんなコンセプトの元、2013年からJD-STERドラッグレースに参戦しているのが、クラスフォーZX-14Rだ。とは言うものの、ブロックス製オイル(0W)&エンジン添加剤、VP製レース用ガスなどで、既に216ps超えを達成しているというから恐れ入る。サブコンによる燃料補正、純正ECU書き換えによるレブリミット変更なども行っていて、街乗りなどでもまったく支障のない仕上がりとなっている。
フォークはSTDにTRAC製ローダウン用カートリッジを入れることで2インチ(約5cm)ダウン
「最終的な目標タイム(1/4マイル≒402.1mのET=区間タイム)は8秒台後半。8秒7とか、それくらいじゃないかと思ってます。今後レースで使いながら、細かい部分を手直ししていくかもしれないですけど。あくまでもノーマルエンジンにこだわってるんで、細かい工夫も必要なんですよ」
そう笑う同店代表・横田さん。この14Rではホイールにブロックス/BSTのカーボンをチョイス。さらにホイールベアリングをセラミックボール仕様に同時変更することで、フリクションロスを極限まで低減している。
「ホイールベアリングをセラミックボールに換えるのは、アメリカとかでは割と普通に行われることなんですが、日本ではなぜか、あまりやってないですよね。この車両ではバネ下をとにかく軽く、転がり抵抗もとにかく低くとやってるわけなんで、結果的にこういうやり方になったとも言えます。でもこれだけ効果があるなら、他のカスタムでもトライしてみる価値はあるんじゃないかと思いますよ。とにかく押し回しするだけでも軽さを実感できますから」(同)
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