掲載日:2015年07月31日 プロが造るカスタム
取材協力/モーターサイクルショップNAC(TEL 096-354-0933)
記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はロードライダー特別編集『ザ・カスタムマシン2014』に掲載された内容を再編集したものです
「最終型(2003年式)の生産終了から10年。ウチの店に関しては、ここ数年はノーマル状態に近い車両を探す人が多かったんですが、それがここのところ、ある程度カスタムされた車両を手に入れて、そこからさらにモディファイを進めたいという人が増えてきました。車両を探しているという人の中には、年齢層の若い人も結構多いんですよ。年々高齢化の進んでいるバイク業界にあっては、これはいい傾向じゃないかと思ってるんですけれども(笑)」
そう語るナック・立野さん。全体から見れば、カスタムも走りもアクティブなのは、やはり40代以降のバイクブーム世代ということに変わりはないようだが、X4という単一車種に注目してみると、取りまく環境はかなり変化しつつある、ということらしい。立野さんによると『乗り換え組が少ないのもX4オーナーの特徴』とのことで、サーキット走行などを楽しみたい場合にもX4は手放さず、新たにスーパースポーツモデルを買い足すという人がかなり多いとのこと。ニューカマー、そして長年乗り続ける人、この両方を捉えて放さない魅力がX4というモデルにはあるということなのだ。
「この車両のオーナー樫木さんもまさにそうで、車両は1998年に新車で購入以来、仕様変更を続けて進化してきた1台です。生産終了から10年経ってぼちぼち欠品パーツなんかも出てきてますが、まだまだやりようによっては楽しめると思います。今後も他のお店がやらないような車両を手がけていきたいですね(笑)」(同)
骨太でどこかアメリカンに通じるセンスを感じさせ、カスタムすれば走りも楽しめるスタンダード。なるほどX4は、今、かなりいい立ち位置にいると言えそうだ。
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