モトグッツィ V9ボバー
モトグッツィ V9ボバー

モトグッツィ V9ボバー – トレンドを取り入れたボバースタイルが魅力

掲載日:2016年09月07日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文/佐川健太郎  写真・動画/山家健一  衣装協力/HYOD

モトグッツィ V9ボバー 特徴

排気量を拡大しエンジンを刷新
トラコン&ユーロ4対応で現代の走りに

モトグッツィ V9ボバーの試乗インプレッション

エンジンはV7シリーズに採用される伝統の空冷縦置きV型2気筒OHV2バルブをベースに排気量を850ccに拡大。新型アルミ製シリンダーヘッドの採用による燃焼室形状の変更や、ピストンとシリンダー、動弁系の見直しによるフリクションロス低減と耐久性向上、オイルラインの改良などにより、これまでネックとされていたエンジンの発熱によるパフォーマンス低下に対応。同時に燃費と出力も向上させている。また、シリンダーヘッド内に新設された補助エアシステムと三元触媒、O2センサーとの組み合わせにより、欧州の最新排気ガス基準であるユーロ4に適応している。

車体はV9ボバー専用設計となる高張力鋼管ダブルクレードルフレームにフロントは正立フォーク、リアはスプリングプリロード調整式ツインショックを組み合わせ、ブレンボ製対向4ピストンブレーキ(フロント)を含む前後ディスクブレーキを装備したニューデザインのアルミダイキャストホイールなど、シンプルながら充実した足まわりを採用。前後16インチのタイヤは懐かしさの漂うハイプロファイルタイプで、特にフロントには極太の130サイズが採用され、ボバーらしさを演出するチャームポイントとなっている。

モトグッツィ V9ボバーの試乗インプレッション

新世代のモデルに相応しい電子デバイスも装備された。前後ブレーキをそれぞれを独立して制御する2チャンネルABSシステムの他、トラクションコントロールシステム(MGCT)を採用。2段階の介入度が設定され、路面状況やライディングスタイルによって任意にセレクトできるなど、安全性も向上している。

また、イモビライザーやUSBポートを標準装備する他、オプションではBluetoothでスマホをリンクできるマルチメディア・プラットフォーム(MG-MP)を用意するなど、単なるスタイルにとどまらない現代的なユーティリティを備えていることにも注目したい。

モトグッツィ V9ボバーの試乗インプレッション

動画『やさしいバイク解説:モトグッツィ モトグッツィ V9ボバー』はコチラ

V9ボバーの試乗インプレッションは次ページにて

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