サインハウス B+COM TYPE SB213

掲載日:2009年07月28日 バイク用品インプレッション    

バイク用品インプレッション

簡単操作で最大4つのBluetooth機器を接続
機能充実のインカムで快適ライディングを!

近年普及が進んでいるデジタル機器用の近距離無線通信規格「Bluetooth」。簡単な接続とクリアな音質が特徴で、ライダー同士のコミュニケーションツールであるインカムにも続々と採用され始めている。今回編集部でテストしたのは、サインハウスが展開する「B+COM」ブランドの最新型Bluetoothインカム「SB213」だ。

最新型だけあってSB213には多くの際立った特徴がある。いくつか存在するBluetooth規格の中でも最高の電波強度「Class1」を採用し、100メートルの通信距離を実現。また、雨の日の屋外作業にも安心して使える防雨形の防水規格である「IPX3」をクリア。ライディングギアとしての基本性能はきっちりと押さえている。さらに、充電時間を大幅に短縮しつつ、インカム通話10時間、音楽再生16時間、携帯電話通話16時間と、先代モデルSB203の2倍以上の連続使用時間を実現。通常のツーリングであれば電池切れで困ることはまずない十分なスタミナを確保しているのだ。また、従来からB+COMは3チャンネルのBluetoothが特徴だったが、SB213では1チャンネルに「マルチプルファンクション機能」を搭載。これにより最大2台の携帯電話を無線接続可能となり、実質的には4チャンネルに近い働きをする。重要な携帯着信が多い多忙なライダーには嬉しい機能だと言えるだろう。

さて、このSB213のインプレッションだが、やはり100メートルの通信距離とクリアな通話音質はとても快適だ。限界距離を越えると徐々にノイズが増えてくるものの、使用可能範囲では、信じられないぐらい鮮明な通話が楽しめる。また、インカム通話、ナビや携帯電話などを切り替えられるメリットはとても大きいと感じた。インカムというよりもむしろ、4系統のオーディオコントローラーにインカム機能が搭載されているといった印象だ。また、ボタンやノブなど操作系の形状や配置が良いため、グローブをしたままで操作しやすい。今回は薄手のサマーグローブで使用したが、これなら冬用グローブを使っていてもあまりストレスはないだろう。Bluetoothチャンネルの切り替え操作は、機能を理解するまで戸惑うかもしれないが、基本はメインボタンを押すだけなので、使っていればすぐに慣れるはずだ。役者が出揃った感のあるBluetoothインカムだが、SB213は標準搭載された多彩な機能、豊富なオプションによる拡張性など、トータルな性能では頭ひとつ抜け出ている感がある。デジタル機器を使いこなしたいライダーにはオススメのアイテムだ。

>> B+COMの具体的な使い方をチェック!

サインハウス B+COM TYPE SB213

B+COMの本体はとてもコンパクト。デザインも洗練されたものになっているので、ヘルメットに装着してもあまり目立たないのが特徴だ。重量も軽く、一度装着すれば存在は気にならない。

シンプルでコンパクトな本体

B+COMの本体はとてもコンパクト。デザインも洗練されたものになっているので、ヘルメットに装着してもあまり目立たないのが特徴だ。重量も軽く、一度装着すれば存在は気にならない。

商品にはジェットヘルメットで使う通常のマイクのほか、フルフェイスヘルメットで使用するための小型マイクも同梱。自分の持っているヘルメットにあわせて付け替えることが可能だ。

マイク付け替えでフルフェイス対応

商品にはジェットヘルメットで使う通常のマイクのほか、フルフェイスヘルメットで使用するための小型マイクも同梱。自分の持っているヘルメットにあわせて付け替えることが可能だ。

一番左側の大きなダイヤルは音量調整。グローブをしたままでも簡単に音量を調整できる。また、各ボタンもクリック感があるで、配置さえ覚えてしまえば操作で戸惑うことはないだろう。

グローブのままでも操作しやすい

一番左側の大きなダイヤルは音量調整。グローブをしたままでも簡単に音量を調整できる。また、各ボタンもクリック感があるで、配置さえ覚えてしまえば操作で戸惑うことはないだろう。

取り付けの際はヘルメットの帽体とライナーのスキマに金具部分をはめ込む。装着のためにベルクロテープを貼り付けるなど、面倒な作業が不要なため好印象だ。

ヘルメットへの固定はワンタッチ

取り付けの際はヘルメットの帽体とライナーのスキマに金具部分をはめ込む。装着のためにベルクロテープを貼り付けるなど、面倒な作業が不要なため好印象だ。

パソコンなどのUSB端子から充電できるケーブルが付属している。インターネットカフェなどでも充電ができるのは大きい。先端にコンセントアダプタをつければ通常充電も可能。

USBでパソコンからも充電できる

パソコンなどのUSB端子から充電できるケーブルが付属している。インターネットカフェなどでも充電ができるのは大きい。先端にコンセントアダプタをつければ通常充電も可能。

ヘルメットの内装下に装着しても、圧迫感の無い薄型ステレオスピーカーを採用。音質はクリアで、高速道路などでの使用においても特に問題なく音声を聞くことができる。

付属スピーカーは薄型・ステレオ

ヘルメットの内装下に装着しても、圧迫感の無い薄型ステレオスピーカーを採用。音質はクリアで、高速道路などでの使用においても特に問題なく音声を聞くことができる。

サインハウス B+COM TYPE SB213

最大4つのBluetooth対応機器を接続。インカム通話・携帯電話・音楽プレイヤーなどを併用可能。
インターネット経由でバージョンアップもできる先進のインカム。

価格/65,100円(ペアユニット)/34,695円(シングルユニット)

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